「ココが聞きたい」 東海東京証券会長・石田建昭氏 五輪選手採用、企業運営への効果は?

更新日:2012年 12月 5日 (水)

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「黒須さんの活躍は社員にもいい刺激を与えている」と話す石田会長

 五輪の種目に「近代五種」という競技がある。フェンシング、水泳、馬術、コンバインド(射撃とランニング)を1日でこなす欧州の人気競技。日本人には馴染みが薄かったが、ロンドン五輪に黒須成美選手が参加して一躍脚光を浴びた。黒須選手は東海東京証券の社員。同社は日本オリンピック委員会のアスリートナビゲーションシステム(アスナビ)を通じて黒須選手を採用し、競技生活を支える。石田建昭会長にアスナビに取り組む姿勢などを聞いた。
 ―なぜ黒須さんを採用したのか。
 「中部経済同友会の説明会でアスナビに関心を持った。当社はかねてから芸術・文化活動の支援など社会貢献活動に取り組んでおり、スポーツの振興にも貢献できる方法を検討していた。紹介されたアスリートの中でも、日本ではまだマイナーな近代五種にかける黒須さんの心意気やひたむきさに共感した」
 ―アスナビとはどのような制度か。
 「アスナビはトップアスリートを社員として雇用し、競技活動を支援する制度。会社の負担も社員としての給料のほか用具代や遠征費用などで済むため、当社の規模でも支援できると考えた。過酷な競技に孤軍奮闘し、世界の大舞台に挑戦する黒須さんの前向きな姿勢は社員にもいい刺激を与えている」
 ―社員の人間形成にも役立っていると。
 「金融業界の競争は激しい。しかし金融商品の差別化は難しく、最後は人間力による差別化しかない。社員教育の一環で7年前、仕事以外で目標を達成した社員を称える『わくわくギネス』という制度を設けた。スポーツや芸術、趣味などで約500人の社員が目標に挑戦している。黒須さんもわくわくギネスに登録した1人。自己の目標達成にまい進する社員の象徴的な存在となっている」
 ―今後、黒須さんに何を期待するか。
 「黒須さんは4年後の2016年のリオデジャネイロ五輪を目指して日々練習に励んでいる。これからも果敢に世界に挑戦してほしい。当社も中期経営計画『アンビシャスファイブ』をスタートし、アジアで十番手以内の証券会社を目指している。黒須さんとともに世界を目標に成長できればと考える」

 

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