「ココが聞きたい」 中部で確定拠出年金どう攻める? 損保ジャパンDC証券社長・原裕二氏

更新日:2012年 11月28日 (水)

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「中部は優良な中堅、中小企業が多く、魅力的な市場」と話す原社長

 AIJ投資顧問の年金消失事件など、年金に対する信頼が揺らいでいる。こうしたなか、着実に市場を伸ばしているのが確定拠出年金(DC)。企業が掛け金を拠出し、従業員が運用する企業年金制度だ。そのDCの新規規約承認件数で業界トップシェアを誇る損保ジャパンDC証券の原裕二社長に今後の年金市場の行方、中部地区における事業戦略などを聞いた。
 ―2011年度まで2年連続でシェアトップだった。強みは何か。
 「安田火災海上保険(現・損保ジャパン)と米シグナ社が99年に合弁で設立した経緯が背景にある。DC業界は制度設計や運営管理、運用記録などと分業化されているが、当社は、シグナ社のシステムを利用できたことですべてを1社でサポートできる。相談窓口が一本となり、顧客ニーズに迅速に対応できる強みがある」
 「シェアは10年度末が14・8%、11年度末が15・2%とトップを獲得。着実に伸ばしている」
 ―年金を取り巻く環境は大きく変化しようとしている。
 「企業は将来の年金負担を軽減するため、確定給付年金(DB)からDCへと移行する動きだ。さらに、厚生労働省は10年程度先を念頭に厚生年金基金を廃止する方針も示した。現在、DCの市場規模(資産残高)は6兆円といわれるが、さらに拡大することが期待される」
 ―DCの魅力は。
 「従業員にとっては掛け金全額が所得控除の対象なり、さらに、運用益は非課税になる。超長期の運用でこれだけの優遇制度はない。今年10月からは企業の掛け金と同額を従業員も拠出することができるマッチング制度もスタートした。従業員への福利厚生制度の充実として事業主に勧めていきたい」
 ―中部地区の市場をどうみているのか。
 「中部地区のシェアは10%程度と、全国的にみてまだまだ弱い。中部地区は優良な中堅、中小企業が多く、非常に魅力的な市場。DC専門の担当者を置いているのは当社だけ。業種に関係なく、積極的に開拓していきたい」

 

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