「ココが聞きたい」 北海道知事・高橋はるみ氏 北海道進出のメリットは?

更新日:2012年 11月 9日 (金)

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「北海道には優れたモノづくり技術を活かせる分野がたくさんある」と話す高橋知事

 名古屋市港区で開催中の「メッセナゴヤ2012」に北海道が初出展した。進出先としての道の魅力や、道内の企業や研究機関などが持つ優れた自動車関連技術などを中部地区の企業にPRするためだ。最近ではその魅力が再認識され、自動車部品メーカーの進出も増加傾向にあるという。8日に来名した高橋はるみ知事に北海道進出の利点などを聞いた。 ―メッセナゴヤに初出展した。
 「日本最大級の異業種交流会が名古屋で開かれていることは前から知っていた。モノづくりのメッカである中部地区の企業に道の魅力をアピールする格好の機会と考え、出展を決めた。トヨタ自動車が北海道と九州に進出したのは同時期だったにも関わらず、道は公共事業主体で自動車産業の誘致は手薄だった。その反省も踏まえている」
 「トヨタ自動車東日本の誕生やサプライチェーン(供給網)の多角化の観点から、北海道でも自動車部品メーカーの集積が進んでいる。東北への部品出荷も増加基調にある」
 ―道進出のメリットは。
 「1つは人材だ。道内には技術系の大学や高専が多く、モノづくりに適した人材が豊富。ただ、学生の地元志向が強いこと、大規模な新卒採用を行う企業が少ないことから新卒者の受け皿が十分ではなく、有効求人倍率は愛知県と比べるとたいへん低い。裏を返せばその分、企業側にとって優秀な人材を容易に確保できるということでもある」
 「もう1つはアクセスの良さだ。中部地区と道は、海上交通と空路で結ばれている。海上は太平洋と日本海の両航路でつながり、空路も新千歳空港の(欠航にならない確率である)就航率は99%と高い。地震や台風など自然災害リスクも他の地域と比べて低く、サプライチェーンの多角化を考えている企業には進出を検討して頂きたい」
 ―自動車以外の分野はどうか。
 「道には農業や漁業、食品加工業など優れた食産業が集積している。最近ではレアアースを使わない次世代モーターの開発など、環境技術の研究も活発化している。中部地区の企業が持つ優れたモノづくり技術を応用できる場が道にはたくさんある。経営の多角化の場として活用してほしい」

 

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