「ココが聞きたい」 キクカワエンタープライズ社長・菊川厚氏 社名変更後の事業戦略は?

更新日:2012年 10月24日 (水)

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「提案型のモノづくりで成長を目指す」と意欲を見せる菊川社長

 各種機械を製造する菊川鉄工所(本社伊勢市、菊川厚社長)はこのほど、キクカワエンタープライズに社名変更した。グローバル化の進展に対応し、海外での知名度向上を図る。国内では今年5月に伊勢新工場(伊勢市)の稼働に伴い、本社機能を移転させた。創業115年を迎え、新たなスタートを切った社長の菊川氏に、今後の具体的な事業戦略などを聞いた。
 ―社名変更の狙いは。
 「エンタープライズは英語で『冒険心』や『進取の気性』という意味がある。挑戦し続ける企業であることを社内外に示したかった。既存顧客からの受注を待つだけではなく、諦めずに当社からさまざまな提案を仕掛けていく」
 ―具体的に。
 「鉄道インフラの需要が海外で伸びる中、工作機械部門では、鉄道車両や航空機用胴体の加工機械を売り込む絶好のチャンスだ。また、国産材の利用が見直されている状況で、非住宅用建材として多様な形状加工が可能な機械を開発、製造する当社は国内でも市場を拡大できる。円高や国内の新築需要の落ち込みなど逆風を受けていても、当社の技術を生かして、提案型のモノづくりに挑戦すれば、成長を見込める」
 ―本社機能を伊勢新工場に移転させた。
 「東日本大震災レベルの被災を想定してBCP(事業継続計画)対策の一環で、高台に本社機能をシフトした。伊勢二見鳥羽ラインの朝熊インターチェンジ(伊勢市朝熊町)から約2・5キロメートルと交通アクセスが良く、周辺は緑が多くて環境も最高。従業員は快適な環境で安心して働いている。また建物には階段を全く設けず、従業員の高齢化にも対応した」
 ―業務効率の面では。
 「1フロアに事務、機械・電気設計、ソフト開発などの部門を集中させ、部署間移動の効率を高めたことが最大のポイントだ。従来は各部署でフロアが分かれていたため、電話が多くて部署間の調整が煩雑だった。設計図を500メートル離れた工場に持っていかなくても、徒歩3分以内で製造現場に届けられるようになり、社内の移動時間を大幅に短縮できた。移転を機に、業務のスピードを上げ、激変する経営環境に対応していく」

 

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