「ココが聞きたい」 グリーンテック アジアパシフィック社長・中村房紀氏 タイでの品質管理、どう対応?

更新日:2012年 9月11日 (火)

120911Nakamura.jpg

「タイに最低でも3拠点を新設したい」と話す中村社長

 自動車部品の品質管理代行業を手がけるグリーンテック(本社名古屋市中村区)は、中国に次ぐ海外2カ所目の現地法人「グリーンテック アジア パシフィック」をタイに設立した。タイは日系自動車部品メーカーが集積。現地では自動車メーカーからの品質要求も高まり、需要が見込めると判断した。10月の業務開始を前に、現地法人社長の中村房紀氏に事業展開などを聞いた。
 ―タイ進出のねらいは。
 「日本で取引する自動車部品メーカーの多くがタイに進出したり、事業を強化しており、当社もタイに出ることにした。タイでは自動車メーカーから部品メーカーに対する品質要求度が高まっている。現地では従業員を奪い合う状況で、部品メーカーでは大手でも従業員の定着率が低く、品質管理できる人材が不足し困っている。部品メーカーから当社に進出を要望する声も強まっていた」
 ―現地での事業内容、展開は。
 「国内と同様に工場出荷前の部品の選別、検査、修正がメーン事業になる。タイでは従業員14人体制。全員が現地人でそのうちの4人をマネージャーとして日本で徹底的に研修させる。品質管理のプロフェッショナルな集団をつくり上げ、日本と同等の品質管理サポートを実現する」
 「日本で当社が取引する部品メーカーは約4千社。そのうちの半分の2千社がタイに進出している。全社に対応するのは難しく、当面はアマタナコン工業団地に進出するメーカー300社余りの品質管理業務を担い、トップシェア(10%)を目指す。日本とタイ、中国の3極体制で取引先のあらゆるニーズに対応していきたい」
 ―特に強化する事業は。
 「部品や原材料の精密測定や分析、解析に本格的に取り組む。不良品の原因究明は現地では難しく、日本に送って調べる部品メーカーが多いが、原因が判明するのに数カ月かかるケースもあると聞く。原因究明の迅速化はニーズであり、当社としては機器の導入に加え、検査・分析力の高い社員を養成し需要を取り込んでいく」
 ―将来構想は。
 「タイに最低でも3拠点を新設し、現地の取引先2千社全社に対応できるようにする。また、他のアセアン諸国に拠点を設けることも視野に入れている。取引先の海外シフトが進んでおり、国際的な展開が不可欠だ」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2012年 9月11日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2012年9月 > 11日 > 「ココが聞きたい」 グリーンテ...