「ココが聞きたい」 激化する低価格競争、どう攻める? ヤマナカ社長・中野義久氏

更新日:2012年 8月23日 (木)

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スーパーの再編が相次いでいるなか「将来的にシナジー効果がある企業との連携はありえる」と話す中野社長

 創業来初となる希望退職の実施を含む経営刷新策の策定から約半年が経過したヤマナカ。今月末には新しいPB(プライベートブランド=自主企画)を投入し、本格的な経営改革に向け動き出す。ただ、消費者の節約志向を背景に、低価格競争が激化するなどスーパーを取り巻く環境は厳しい。ヤマナカの中野義久社長に改革の進ちょく状況と今後の戦略について聞いた。
 ―改革の進ちょく状況は。
 「約150人の希望退職を実施すると同時に店舗運営の合理化などに努めてきた。それぞれの店舗も危機感を持って取り組み、13年3月期の第1四半期業績はコスト削減効果により予想を上回ることができた。今のところ順調に進んでいると思う」
 ―今秋から新PBを本格的に導入する。
 「新しい出発を機に、ヤマナカが提供するPBを再構築していく狙いがある。新しいPBでは価格訴求型と品質訴求型の2つを軸に展開する。価格訴求型では消費者の低価格志向に応える。一方、品質訴求型ではヤマナカの強みである生鮮品を再強化し、他社との差別化を図っていく」
 「PB商品を拡充していく中で、コストメリットを考えれば同業他社との連携も必要になってくる。自社でつくったPB商品を供給するなどさまざまな面から、連携できることは連携していきたいと思っている」
 ―スーパー各社がNB(ナショナルブランド)やPB商品を相次いで値下げしている。
 「大手がやっていることとは違うが、EDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品などでうちなりに価格対応をしている。消費者の節約志向が高まる中で、値下げは必要条件になっている。ただ、競争の差別化のポイントではない。他社と遜色のない価格を打ち出しつつ、強みである生鮮食品の中身や売り方を強化する」
 ―今後の戦略について。
 「環境変化が激しいなかで、売り上げだけでなく、いかに収益を安定して出していけるかが重要になってくる。経営刷新策で打ち出した改革の実行を通して、足腰を鍛えなおすと同時に時代の変化にすばやく対応できるように、しなやかな経営をしていきたい」

 

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