「トップ登板」東陽倉庫社長・武藤正春氏

更新日:2012年 8月 7日 (火)

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「活力みなぎる会社にしたい」と話す武藤社長

 東陽倉庫の新社長に武藤正春氏が就任した。倉庫、物流業界を取り巻く環境は、大きく変容を遂げようとしている。歴史的な円高水準が引き金となり、製造業は海外移転を加速。物流業者にとって、グローバル化への対応が大きな経営課題に浮上している。武藤社長に目指す企業像や成長戦略を聞いた。
 ―目指す企業像は。
 「昨年の東日本大震災によって、物流の重要性が再認識された。物流は社会の基本的なインフラで、自信と誇りもって事業をしていきたい。来年創業120周年を迎える。時代の変化に柔軟に対応してきたからこそ、歴史を積み重ねることができた。現状維持は後退。活力みなぎる会社にしたい」
 ―足元の荷動きは。
 「倉庫貨物の残高は増えているが、出庫が低調だ。欧州債務危機や円高など不安材料があり、先行きは不透明な状況といえる」
 ―注力する分野は。
 「メーカーが経営効率化から物流をアウトソーシングしている。こうしたニーズをつかみ、一括して物流を引き受けるセンター業務を拡大したい。さらに、運送業務にも力を入れていく。運送は取引先と顧客を結ぶ業務で、情報の宝庫。新たな仕事にもつながる」
 ―昨年3月に中国上海市、ことし3月にタイバンコク市と相次いで、新しい拠点を設けている。
 「アジアの成長を取り込みたい。メーカーの海外進出は加速しており、特にアジアを面的にカバーしていきたい。3月に設立したタイの現地法人は6月に単月黒字を確保した。現在、協力会社の倉庫を使用しているが、自社倉庫の建設も考えている。さらに、アジア諸国で新たな拠点の開設も検討していく」
 ―事業拡大を見据えた人材育成は。
 「企業は人。昨年から米国、中国の各拠点に年間2人ずつ半年間の研修派遣を始めた。公募制でやる気を引き出している。勉強する風土を醸成していきたい」

 

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