「トップ登板」三菱東京UFJ銀行副頭取・中部駐在 小笠原剛氏

更新日:2012年 7月12日 (木)

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「中部の経済全体がよくなるようにサポートしていきたい」と話す小笠原副頭取

 三菱東京UFJ銀行の中部駐在トップ・副頭取に、小笠原剛氏(58)がこのほど就任した。歴史的な円高水準が大企業だけでなく、中堅・中小企業にも海外進出を働きかけている。モノづくりが集積する中部をメガバンクとして金融面から支える小笠原氏に今後の取り組み方針などを聞いた。
 ―中部の印象は。
 「中部は東海銀行時代から結びつきが深い地域で、マーケットシェアも高い。全国のなかでもモノづくりが集積し、資金需要の潜在力がある。しっかりと地盤固めをして、中部の経済全体がよくなるようにサポートしていきたい」
 ―中部の資金需要をどうみているか。
 「行き過ぎた円高の影響で、製造業の海外進出は増えている。大企業は既存の海外拠点を増強し、中堅・中小企業は初めて進出するケースがある。私自身、1980年代に米国・カリフォルニア州の拠点に勤務していたころ、トヨタ自動車がゼネラルモーターズと合弁で生産拠点を設立し、自動車関連企業の進出を現地でサポートしていた。こうしたケースが今後は新興国で増えてくるだろう。海外進出資金を含めると法人の資金需要は高い」
 ―支援策は。
 「企業の海外支援の歴史は70年代からで40年の歴史がある。これまでのノウハウの蓄積に加え、現在、約40カ国に広がる海外ネットワークを持つ強みを生かしていく。既に進出している企業には、現地企業との取引拡大をサポートするため、ビジネスマッチングの機会を提供していく」
 ―個人向けの貸し出しをどう掘り起こす。
 「これからの日本を支えていく若い世代のファン作りを進める。中部は法人と個人の垣根をなくすモデル地区。これまで法人は支社、個人は支店と住み分けてきたが、法人と個人の連携を深めるため約20拠点で統合した。取引先の新入社員を獲得し、住宅ローン、資産運用へ広げていく。こうした草の根の活動をしっかりやっていく」
 ―来年3月末で中小企業金融円滑化法の期限が切れる。出口戦略をどう考える。
 「法律は関係ない。期限が切れたから、手のひらを返すのではなく、取引先を支援することが第一だ」

 

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