「トップ登板」日本損害保険協会中部支部委員長・黒澤秀雄氏

更新日:2012年 7月10日 (火)

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「啓蒙活動を進め、地震保険の加入率を高めていきたい」と話す黒澤中部支部委員長

 東海3県に拠点を持つ日本損害保険協会加盟11社で構成する中部支部の委員長に、黒澤秀雄氏(三井住友海上火災保険常務執行役員中部本部長)が7月1日付で就任した。中部は全国的に見ても自動車盗難件数が多い。また、東海、東南海、南海の三連動地震の発生も予想され、損保業界にとって悩みの多い地域。黒澤氏に業界としての対応などを聞いた。
 ―愛知県の自動車盗難件数は4年連続で全国ワースト1を続けている。
 「昨年の愛知県の自動車盗難件数は5026件で、近畿地方2府4県(計3700件)よりも圧倒的に多い。盗難車を車種別でみると、セルシオ(高級車)、ランドクルーザー(SUV)は30数台に1台の割合で盗難されている。異常な状況だ」
 ―業界としての対応策は。
 「愛知県警察と連携を密にして防犯対策の啓蒙活動を強化していきたい。このままの状況が続くと、自動車保険の値上げにつながる。安心して住める都市にしていかないといけない」
 ―保険金詐欺や不正請求が問題になっている。
 「協会として保険金詐欺や不正請求の事案を調査し、損保業界共通のデータベースを充実しようと動いている。協会本部内に防止対策を専門的に取り扱う組織を立ち上げ、不正を暴いていく」
 ―東日本大震災以降、地震保険に対する関心が高まっている。
 「地震保険は火災保険の加入者が付帯することができる保険だ。震災を機に地震保険への付帯率は伸び、愛知県の場合、64・6%と全国的に見て高い。ただ、まだまだ、備えは必要で、加盟各社がそれぞれ普及に取り組み、付帯率80%近くまで伸ばしていきたい」
 ―消費者からの苦情や相談への対応は。
 「中部支部管内に苦情や相談を受け付けるセンターが3カ所に分かれていたが、4月に一本化し、効率化を図った。事案を分析し、加盟社にフィードバックする。また、保険を募集する際のトラブルを防ぐため、保険代理業協会と連携して、7月に『損害保険大学課程』を創設した。専門知識の修得など人材の育成につなげていく」

 

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