「ココが聞きたい」森精機製作所社長・森雅彦氏 DMGと提携3年目、相乗効果は?

更新日:2012年 7月10日 (火)

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「幅広い価格帯の機種を顧客に提案する」と語る森社長

 森精機製作所は、独工作機械大手・ギルデマイスター(DMG)と2009年3月に資本・業務提携してから丸3年が経過した。製品の相互供給や共同開発、販売拠点の統合などを順調に進め、提携基盤は磐石になりつつある。相乗効果の成果や今後の展開について、森雅彦社長に聞いた。
 ―DMGとの相乗効果の成果は。
 「販売について、欧州市場はDMG、日本と北米市場は当社、新興国市場は両社が手分けをして開拓。順調に進んでいる。販売拠点は、中国、ロシア、カナダ、ブラジル、アルゼンチンの各国で重複する拠点を向こう3年内に統合する。このほか、両社でドバイに販売拠点の新設を検討している。今後も両社それぞれの担当地域で販売拠点を増やす」
 ―生産拠点の考え方について。
 「当社は近く、米カリフォルニア州の新工場の稼働を予定。さらに中国・天津市で計画中の新工場は13年9月の稼働を予定している。一方、DMGはロシア・ウリヤノフスク市で新工場を計画。13年末の操業開始を予定している。このほか、どちらが主導するかは詰めていないが、20年までにインドとブラジルで新工場を検討する」
 ―最大市場の中国をどう攻略していくか。
 「中国は工場労働者の人件費が上昇傾向で、各メーカーは人件費をどう削減していくかが課題になっている。このため、工場の自動化を支援する工作機械の需要は今後、拡大するだろう。中国の足元の受注は、DMGと共同開発した小型マシニングセンタ(MC)『ミルタップ700』が好調だ。月100台単位で受注が増えている。今後も小型の工作機械や横型MC、高機能の旋盤の販売に力を入れる」
 ―アジアの競合メーカーは低価格の機種を市場投入している。
 「当社の工作機械の主要価格帯は3千万円から6千万円。しかし、アジアの競合メーカーは1千万円以下の低価格帯で勝負している。高級機種にこだわらず、当社も800万円~1億円弱の幅広い価格帯の機種を提供していく。高機能の自動化技術をベースに競合に打ち勝つ」

 

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