「トップ登板」名鉄百貨店社長・佐藤健氏

更新日:2012年 7月 7日 (土)

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「再開発計画に備え、基礎づくりに徹する」と話す佐藤氏

 名鉄百貨店の社長に佐藤健氏が就任した。リニア開業に合わせ、親会社・名古屋鉄道が名鉄名古屋駅地区の再開発を計画。10年先の一大プロジェクトを見据えた重要なかじ取りになる。「再開発の中核を担う百貨店を目指す。私の代でその基礎をつくりたい」と話す佐藤新社長に経営方針などを聞いた。
 ―どんな百貨店を目指すのか。
 「お客さんが気軽に来店できるフレンドリーな百貨店にしたい。気軽さでJR名古屋高島屋や松坂屋と差別化を図っていく。気軽に立ち寄っていただくための一環として4月に、開店時にお客さんを出迎える静的待機を取りやめた。百貨店ならではの接客方法で60年近く続けてきたが、店に入りにくい。気軽に来店できる店の雰囲気づくりを今後、広げていきたい」
 ―収益向上がかねてからの課題だが。
 「売上高も大事だが、利益を出さないと存在意義がない。当社は(前3月期決算で)黒字を確保しているが、親会社からいろいろな支援を受けており、まだまだ体力的に弱い。しっかりと利益を出せる体質に変えていく」
 ―後ろに再開発計画が控える。どうかじ取りする。
 「再開発の具体的な内容はまだ決まっていないが、2020年にも着手する方向で、当社の本店が入る建物は取り壊される。どういう形で取り壊し作業が進むかは不明だが、工事に入れば間違いなく売り場、従業員の働き場が減る。一時的に売り場がゼロになる可能性もあり、そういう事態に備え、今のうちから店の外で稼ぐ外商と(空港のVIPラウンジなどで実績のある)建装の両部門を強化する。このほど、建装を柱事業に育成するための機構改革を実施した」
 「建物の取り壊しがわかっているので、今後、大規模な改装投資には踏み切れない。ただ、集客努力はしないといけないので、数千万円単位の投資は続けていく」
 ―再開発ビルではどんな百貨店を目指す。
 「再開発の中核を担う百貨店にしたい。そのためにはまず、弱っている体力を回復させることが先決。再開発を視野に入れ、その基礎づくりを進めるのが私に与えられた使命だと考えている」

 

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