東邦ガス社長・安井香一氏 天然ガスの高効率推進

更新日:2012年 6月27日 (水)

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「現場力をさらに高めたい」と話す安井社長

 東邦ガスは26日付で新社長に安井香一氏が就任した。東日本大震災以降、供給安定性や環境優位性の観点から天然ガスへの期待は高まっている。エネルギー問題に大きな関心が集まるなか、どう経営の舵を取るか。安井社長に今後の方針を聞いた。

 ー抱負から。
 「ガス事業の基本は、安定供給、安心・安全の確保だ。これは今後も変わらない。その一方、当社のサービスに対するお客様の要求は多様化、高度化している。この質を高めて競争力を高める。今年は設立90年だが、次の節目である100年に向けた道筋をつけたい」
 ーサービスの質を高める施策は。
 「現場力のさらなる向上だ。26日付で組織改正を実施し、営業本部を家庭用と業務用の2本部にした。意思決定をより迅速化し、サービス向上につなげる」
 ー震災後、ガスへの期待は高まっている。
 「国がエネルギー政策の見直しを進めるなか、天然ガスへの期待は高まっている。これに応えるため、天然ガスの高効率、高度利用を推進する。ガスの販売を増やすため、三重県や岐阜県などで需要を開拓する」
 ―ガスを通じた新規事業も積極的だ。
 「業務用は、総合ユーティリティサービスと呼ぶ事業を強化していく。エネルギー供給だけでなく、ガス設備や周辺設備の建設から運転、維持管理までトータル提案する内容だ。家庭用は、需要が高まるリフォーム分野を強化する。従来はキッチン周りの改装やガス機器販売が中心だったが、今後は、家全体のリフォームも手がけたい」
 ー世界ではシェールガスなど新型ガスも登場している。今後の調達方針を。
 「いかに安く購入できるかは大きなテーマだ。LNG(液化天然ガス)は、震災後に日本の需要が増加し、産出国を強気にさせている。今後は、購入期間の長短や他社と組むなど、さまざまな調達手法の組み合わせが必要になる。現在は5カ国から長期契約で調達しているが、今後は調達する国を広げることも検討したい」

 <プロフィル>1976年(昭和51年)慶應義塾大学工学部卒、同年東邦ガス入社、08年取締役常務執行役員、10年から取締役専務執行役員。名古屋市出身。60歳。趣味はジャズ鑑賞。

 

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