「トップ登板」川崎設備工業次期社長・坂部彰一氏

更新日:2012年 6月26日 (火)

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「従業員が財産。人材育成に力を入れていく」と語る坂部氏

 空調、衛生工事などを手掛ける川崎設備工業の新社長に、6月28日付で坂部彰一常務が就任する。現社長が赤字体質から脱却するため経営改革に取り組み、安定的に収益を上げる基盤を整えた。次への成長を託されて登板する坂部次期社長に、経営方針や今後の成長戦略を聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「昨年10月が創立60周年。還暦を迎え、新たに生まれ変わるためバトンを受け継いだ。バブル崩壊後は赤字が続いた。膿(うみ)を出すため、受注案件を選別したり、従業員数も300人から250人に減らすなど規模を縮小してきた。これから規模拡大で成長を目指す」
 ―まず、取り組むことは。
 「従業員の採用と教育に力を入れる。今春9人だった採用人数を来春は15人に増やす。将来的には300人体制に戻したい。さらに、従業員の能力を引き上げるため、7月から全従業員を対象に新たに通信教育制度を導入する。国家資格を取得した場合は全額補助するなど自己研さんする風土を醸成したい」
 ―足元の景況感は。
 「新規のオフィスビルや工場関連施設が減り、厳しい受注環境が続いている。ただ、中部地区では今後、自動車に次ぐ産業として航空機に期待している。関東地区ではオフィスビルのリニューアル案件が増えている。こうした案件を獲得していきたい」
 ―中期的な経営目標は。
 「今後2年間は、受注高200億円、純利益3~5億円を目標に設定している。さらに長期的には受注高300億円、純利益は5億円以上を確保できる経営を目指していく」
 ―経営規模を拡大するためには。
 「新分野や新技術に力を入れる。震災以降、非常用発電機の受注が伸び、最近は電力不足から常用発電機の引き合いも強い。空調工事、衛生工事に次ぐ経営の柱として電気工事を伸ばしていきたい。そのほか、高性能な水質浄化装置や実験用動物の飼育に使用する空気換気システムなど新しい芽も出始めている」

 

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