「ココが聞きたい」 トヨタテクニカルディベロップメント社長・吉田健氏 「発展期」どう攻める?

更新日:2012年 6月14日 (木)

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「守りから攻めに転じたい」と意気込む吉田社長

 トヨタ自動車の全額出資子会社で量産車開発を手掛ける、トヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)が、12年4月で設立から丸6年を迎えた。11年は、設立から5年間の足場固めの時期を総括し今後の方向性を模索した。12年からはトヨタグループの一員として、どう存在感を発揮していくか、という次の段階へと踏み出す。15年までの経営ビジョンを打ち出した吉田健社長に、具体的な取り組みなどを聞いた。
 ―策定した15年までのビジョンとは。
 「目標は、トヨタグループの一員として、社会により必要な会社になること。3社が合併して誕生した当社は、設立から5年間は組織の整備に注力してきた。今後は開発力をアピールするべく、攻めの姿勢を打ち出していく」
 ―頼られる存在になるには。
 「我々は開発力を売る技術者集団なので、常に個人の開発力を向上させなければならない。特に、5年後に主力となる若手技術者の育成は最重要課題だ。そのため、ベテラン技術者がテキストを作成し、若手に業務を基礎から教え込む『技術伝承プログラム』を策定した」
 ―今後、TTDCが求められる技術とは。
 「私が開発現場にいたころは、設計の主軸といえばシャシーやボデーだった。現在は自動車の構造変化により、電子制御に関わる技術が重視される。当社も副社長に電子制御の専門家を迎え、その分野を強化している」
 「現在の車両は、全体が電子制御されている。自動車の各部位が電気系統でつながっている以上、当社の開発作業も、分野の垣根を越えて行わざるを得ない。社内でコラボする土壌を築くため、社内技術交流会などを実施している」
 ―自動車産業の国際化が加速している。
 「トヨタグループの国際化を支援するためには、国際化に対応できる人材を育てる必要がある。社員には、語学力を磨くよりも、日頃の業務のレベルを上げるよう指導している。まずは、国際的に通用する技術を育てることから取り組んでいく」

 

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