「トップ登板」共立マテリアル次期社長・平野喜一氏

更新日:2012年 6月 5日 (火)

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「ノリタケの研究部門とより一層連携を深めたい」と話す平野氏

 共立マテリアルの新社長に、6月28日付で平野喜一専務が就任する。このほどノリタケカンパニーリミテドの完全子会社となることを決めた。7月下旬に上場廃止となる見込みだ。「従業員が長期にわたって安心して働ける会社にしたい」と話す平野次期社長に課題や展望を聞いた。
 ―最優先課題は。
 「製造部門の強化だ。当社はセラミックス原料を扱う。大きく分けると、原料を加工して付加価値を高める製造部門と、原料の輸出入を手がける商社部門がある。このうち製造部門を強化する。製品開発を積極化し、売上高全体のうち、製造部門の比率を足元の5割から3~5年後には7割に高めたい」
 ―デジタル家電業界の市況が業績を左右する。
 「今後は、デジタル家電向けに加え、新分野向け製品の開発スピードをより速める。有望な市場は、燃料電池などのエネルギー分野などがあるが、秘密保持契約を結びながら他社と開発しており詳細は言えない。ジルコニアやシリカなど、各種セラミックス原料の特性を活用した製品開発を進める」
 ―ノリタケの完全子会社になる。
 「将来に向けた成長のために不可欠だ。デジタル家電業界の市況は変化が激しい。これまで以上に研究開発を迅速にする必要がある。スピードをより早めるには、当社の陣容だけでは限りがある。ノリタケとの連携を一層深めることで、一つの目的に向け多彩なアプローチが可能になる」
 ―完全子会社化による生産体制の再編や人材交流は。
 「特に考えてない。完全子会社化によって、当社の生産拠点の統廃合や組織的な見直しが進むことはない」
 ―海外進出の計画は。
 「ない。設備を導入して売り上げを増やす業種ではない。調達した原料をお客様のニーズに合わせて微細に加工する。こうした技術は日本人固有の繊細さが有利だ。国内でいかに合理化して競争力を高めるか。そのためにも、研究開発をしっかりやり抜く」

 

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