「ココが聞きたい」松坂屋名古屋店店長・熊木敏氏 H&M導入1ヵ月、反応は?

更新日:2012年 5月19日 (土)

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「新百貨店へのチャレンジを成功させたい」と話す熊木店長

 松坂屋名古屋店の南館にスウェーデンの人気カジュアル衣料「H&M」がオープンしてほぼ1カ月が経過した。名古屋店は今春の改装で、若者にも支持される新しいスタイルの百貨店に再構築。H&M導入は若者吸引策の目玉だ。老舗の挑戦は思惑通りの展開なのか。名古屋店の熊木敏店長に立ち上がりの状況や今後の戦略について聞いた。
 ―H&Mの導入効果は。
 「H&Mの集客数は想定以上で、当店を利用したことがない若い女性らが大勢来店している。4月21日にH&Mが開店してから、3月に改装オープンした南館1階のレディスセレクトファッション、2階の若い女性向け売り場『うふふガールズ』とも売上高が伸びている。H&M導入でセレクトファッションの売り場面積は減ったが、5月の売上高は改装前と比べ70%増と高い伸びを示している。南館は徐々にH&M客の買い回りが高まってきている」
 ―H&Mをはじめ新規に72ブランドを導入した今春の大規模改装。立ち上がりをどう評価する。
 「5月から当店の平均客数は前年比50%増で推移している。南館で若い女性の取り込みができ、本館の改装も既存顧客に支持され、化粧品売り場や特選サロンなどで売上高が伸びている。いい出足だと認識している」
 ―定期借地契約のため、H&Mの売上高が松坂屋に計上されない。H&M客の回遊性を一段と高めることが課題だが。
 「現在手がける食品売り場の改装が来春ごろに完成する。完成すれば買い回り性はもっと高まる。H&Mとは一緒に販促活動する可能性もある」
 ―若者を取り込むため、南館は若者専門館にする。
 「H&M導入など今春の改装で南館は若者色が強まったが、4階と6階がまだまだ十分ではない。食品売り場の改装が完成してから課題対応したい」
 ―隣接する名古屋パルコと連携した若者吸引策は。
 「パルコとは販促の面での連携協議を始めた。共同での販促やセールなどを模索しており、今夏にも連携を形としてあらわしたい」
 ―今後の目標は。
 「今春の改装は新百貨店へのチャレンジ。変革を成功させないといけない。独自性を追求し将来成長を目指したい」

 

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