「ココが聞きたい」椙山女学園大学学長兼理事長・森棟公夫氏 少子化時代、どう打ち勝つ?

更新日:2012年 5月 8日 (火)

120508Morimune.jpg

「経営基盤を盤石にしていきたい」と話す森棟氏

 椙山女学園大学学長兼理事長に4月、現代マネジメント学部教授の森棟公夫氏(65)が就任した。自身の母校でもある京都大学で35年間教鞭(きょうべん)をとり、京都大学大学院経済学研究科長兼学部長などを歴任し定年退職。椙山女学園でその経験を生かす。名古屋について「歴史的な見どころが多く、興味深い場所」と新天地の感想を語る森棟氏に、椙山女学園大学の魅力や、今後取り組むべき課題などについて聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「少子化や国からの私学助成の縮小など厳しい環境のなかで、私立大学として盤石な経営基盤を維持することが最も重要だ。会社と同じで、経営の合理化は欠かせない。工夫できる部分を探し出し、30年先を見据えた取り組みを行っていきたい」
 「一方で、女子大の特色も生かしていかなければならない。学生には、リーダーになることをめざそうといつも言っている。どんな学術チームでも部活動でも、(男女共学とは違い)椙山では自然と女性がリーダーに就く。組織の中核となるような人材の育成に力を入れていく」
 ―女子大として現在、日本最多の7学部を持つ。課題は。
 「2007年に教育学部、10年に看護学部をそれぞれ新設した。どちらも専門性の高い学部で、いまのところうまく機能している。全国的にも大学の生存競争が激しくなるなか、今後も学部や学科の新設、統廃合を含め各学部と十分に話をしながら必要に応じて順次、施策を検討していくことが大切だと考えている」
 ―地元企業との関わりは。
 「大半の学生は中部地区で就職する。地元企業に、インターンシップ(就業体験)の受け入れをお願いしている。就職を希望する学生の就職率は、不況のあおりで現在94%に低下しているが、5、6年前までは90%台後半と高かった。最近は、就職自体を希望しない学生も増えてきた。学内の『キャリアサポート課』を通じて学生の就職支援を充実していきたい」
 ―2027年に東京―名古屋間でリニア中央新幹線が開通する見込み。名古屋の大学にどのような影響を与えるか。
 「椙山は地元密着の大学で、影響は特にないとみている。他大学では名古屋市郊外から市内にキャンパスを移すなど中心地回帰の動きも出ているが、椙山は(名古屋市営地下鉄・東山線沿線の)星が丘という好立地にある。懸念はない」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2012年 5月 8日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2012年5月 > 8日 > 「ココが聞きたい」椙山女学園大...