「トップ登板」日本空調サービス・橋本東海男氏

更新日:2012年 4月 6日 (金)

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「人材育成を強化し、技術力を底上げしたい」と語る橋本社長

 日本空調サービスの社長に、4月1日付で橋本東海男氏が取締役から昇格した。ビルメンテナンス(ビルメン)業界は、景気の先行き不透明感から、企業が施設の維持管理コストの見直しを検討。価格競争に発展している。さらに、今後、円高によって製造業の海外移転が見込まれ、国内工場の維持管理需要の減少も懸念される。難しい舵取りを任された橋本社長に抱負と今後の成長戦略を聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「ビルメン業界は清掃、設備の維持管理、保安警備の3つに大きく分けられる。当社は設備の維持管理に特化しているが、規模を拡大するためにも、弱い分野である清掃、保安警備でM&A(企業の合併・買収)を検討したい」
 「現在、支店・営業所は全国に48拠点あるが、進出していない空白地域もある。ことし4月11日には滋賀県・守山に営業所を開設するなど毎年1~2拠点出店していきたい。現在40都道府県に出店しているが、できるだけ早く全都道府県に出店したい」
 ―業界では、価格競争が進んでいる。
 「例えば、オフィスや商業施設の空調管理はフィルターの交換など比較的簡単な業務で済む。そうなると最後は価格の勝負になる。当社はより専門的な技術を必要とする病院や研究施設、クリーンルームなど製造業の生産ラインの維持管理に注力し、価格競争から一線を引きたい」
 ―技術力を高めるためには。
 「社員は約800人(単体)おり、その約8割が技術系だ。技術系社員の技術力を底上げする。早ければ10月にも、社員研修・教育を担当する部署の陣容を倍増し、8人体制にしたい。また、東日本大震災を受け、昨年12月に高精度放射性物質分析システムを導入した。設備面でも充実していく」
 ―製造業の国内空洞化も懸念される。
 「中国に子会社2社があり、日系企業の工場の設備の維持管理を手がけている。積極的に自ら海外事業を拡大するわけではないが、日系企業の進出に合わせて東南アジアも含め拠点進出を検討する」

 

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