「ココが聞きたい」全日空名古屋支店長・小川正人氏

更新日:2012年 3月29日 (木)

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「LCCの本格参入で航空業界は激変する。生まれ変わらないと生き残れない」と話す小川支店長

 全日空は25日、中部国際空港―上海線を再開した。昨年10月の中部空港―香港線新規就航に続く増便で、アジア路線の拡充に注力している。中部地区でその存在感は増している。同社は2月、アジアナンバーワンの航空企業グループを目指す中期経営計画を発表。来年4月に持ち株会社に移行する。名古屋支店長の小川正人さんに今後の中部地区の戦略などを聞いた。
 ―足元、中部空港発着の旅客数の動向は。
 「3月は東日本大震災の反動から前年同月と比べると2けた増で推移しているが、一昨年と比べるとそれほど力強い動きとはいえない」
 ―昨年から、中部空港発着のアジア路線を拡充している。
 「昨年10月に新規就航した香港線の搭乗率は80%を超えている。ビジネス、観光とも需要が高い。25日に再開した上海線も大いに期待している」
 ―今後の航空業界をどうみる。
 「ことしは大変革の年。日本航空の復活に加え、LCC(格安航空会社)が本格的に立ち上がり、大競争時代を迎える。この情勢は続くだろう。さらに、中期的には、成田空港、羽田空港の発着枠が拡張する。羽田に国際線を集約すると、地方空港の国際線をどうするかという大きな課題が浮上する」
 ―中期計画で来年4月、持ち株会社に移行する。中部地区の戦略は。
 「中部地区と当社の関わりは深い。当社の設立時の発起人には中部の財界人が名を連ねている。中部を重視する姿勢は変わらない。ただ、首都圏の就航便数が拡大する中、どうやって中部を盛り上げていくか。中期計画では描ききれていない。新年度に5年、10年先の中部の将来像を描くことが、(名古屋支店長)就任2年目となる私の使命だと思っている」
 ―具体的には。
 「今後もアジア路線の拡充は続けていきたい。リーマン・ショックによって休止した台北線の再開や、タイのバンコクやインドネシアのジャカルタも自動車産業が拠点を増強しており、路線開設の要望が高まっている」
 「中部地区の魅力を発信する専用ホームページ『飛ぶ!遊ぶ!チューぶ!』の開設は新たな試み。独自のキャラクターを使用した旅行商品の開発などで航空需要を創出したい」

 

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