「トップ登板」大同メタル工業社長 樫山恒太郎氏

更新日:2011年 9月28日 (水)

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「材料の加工技術や部品の製造技術は当社の生命線」と語る樫山社長

 軸受け部品メーカー、大同メタル工業の新社長に、樫山恒太郎氏が就任した。樫山氏は約40年間、一貫して技術開発部門を担当。モノづくりの現場で改善に努めてきた。自動車、船舶、一般産業の各部門のトップを務めたほか、原価低減の責任者などを歴任。「合理化努力を継続し、損益分岐点を引き下げる」と語る樫山氏に、今後の経営方針などを聞いた。
 ―最優先課題は。
 「国内外で最適な生産体制を整えることだ。海外の自動車市場は、新興国の需要が急増。各国の自動車メーカーは相次ぎ増産計画を表明している。新設するメキシコ新工場を含め海外10拠点の、どの工場をどれだけ能力増強するかなどを検討。生産量の変動に柔軟に対応していく」
 「国内は、08年に埼玉、東京工場を閉鎖し岐阜県関市に軸受け新会社を設立するなど、再編を進めてきた。ただ、今後は一段の生産効率の改善が必要。全社一丸で努力する」
 ―自動車業界は技術開発競争が激しい。
 「顧客の要求水準は年々高くなっている。新製品開発のピッチを上げなければ、競合軸受けメーカーに勝てない。新技術開発のため、日々改善を積み重ねる。材料の加工技術や部品の製造技術は当社の生命線。さらに磨きをかける。顧客ごとに重視される品質をしっかり理解し、軸受け部品を安定供給する」
 ―経営体制について。
 「6月から新たに『ユニット制』を導入した。設計、開発、生産技術などを統括する技術ユニットや、財務関係を統括する経営企画ユニットなど。似通った部門を集約し、経営戦略を共有することがねらいだ。経営の意思決定から実行までのスピードを高める」
 ―中期目標は。
 「現在、12年1月から6カ年の中期経営計画を策定中だ。世界経済の先行きが不透明で、最終年(17年)の数値目標は示さない方向だが、早い段階で売上高1千億円(11年3月期売上高は634億円)は達成したい。現在の売上高は自動車用軸受けが6割以上を占める。今後は船舶や一般産業など新規受注を拡大。自動車への過度な依存を和らげたい」

 

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