「トップ登板」物語コーポレーション社長・加治幸夫氏

更新日:2011年 9月24日 (土)

110924Kaji.jpg

「最初は自分の店を持ちたくて外食産業に入った」と話す加治幸夫社長

 物語コーポレーションは、焼き肉きんぐ、丸源ラーメン、お好み焼本舗など213店舗(6月末現在)を全国展開する外食チェーン大手。このほど創業者で初代社長の小林佳雄氏が会長兼CEOに、執行役員の加治幸夫氏が社長兼COOに就任する新体制に移行した。外食4社を渡り歩いてきた加治社長は小林会長と共にどう経営のかじ取りを担うか。抱負や今後の経営戦略について聞いた。
 ―社長就任の経緯は。
 「昨年11月中旬、小林会長から『社長をぜひお願いしたい』と声がかかった。当時はグリーンフーズの執行役員で、とても自分に務まるとは思えなかったのでいったん保留にした。小林会長とは最初に修業したコックドールフーズで先輩、後輩の間柄。小林イズム、物語イズムに対する憧れは持ち続けていた。不安はあったが自分の心に正直に社長受諾を伝えた」
 ―入社当初の印象を。
 「小林会長をはじめ関係者と一定の交流があったので社内の様子は分かっていたが、思った以上に優秀な人間が多い。外食経営のプロフェッショナル集団と感じた。狂牛病に伴う売り上げ減を商品開発で乗り越えた社員、フランチャイズとの切磋琢磨で鍛えられた社員など一人ひとりがプロだ」
 ―社長と会長の役割分担は。
 「私が主に既存業態の営業と開発統括を担当し、小林会長がグループ全体の成長戦略のかじ取りを担う。物語は営業と開発の融合がうまくいっている方だが、それをさらに戦略的に機能させていくことが必要だ。両輪をスピード感をもって進めていくことが大切だ」
 ―既存業態の現況は。
 「ラーメンは主要顧客の男性が減り、ここ2年は売上高が前年実績をやや割り込んでいる。夕食時にディナーセットを用意するなどラーメン店兼ファミレスとして、もっと女性やファミリー層を取り込みたい。焼き肉は風評被害で一番厳しい状況だが、品質に関しては絶対の自信がある。さらに商品力を高めて客層を広げる。お好み焼きは、鉄板を活用したステーキや海鮮の食べ放題サービスで売り上げが増加している。有望な業態だ」
 ―今後の展開を。
 「今年度が3カ年計画の最終年度。48店舗を出店して2けた成長を計画している。来年度からスタートする3カ年計画でも、毎期50店以上を出店し、売上高、利益ともに2けた成長を目指す。また既存業態の焼き肉、ラーメン、お好み焼きに飽き足らない来店客を開拓するため新たな業態開発も進めている。来年6月までには1号店を出店したい」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2011年 9月24日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2011年9月 > 24日 > 「トップ登板」物語コーポレーシ...