「トップ登板」富士機工社長・久田修義氏

更新日:2011年 9月 8日 (木)

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「すべての現場を底上げする」と語気を強める久田社長

 自動車用シート機構部品やステアリングコラムなどを製造する富士機工の新社長に、ジェイテクト専務から久田修義氏が就任した。連結ベースで2期連続の大幅増益を達成した西塚勝幸前社長の後を引き継ぎ、成長性の高い専門メーカーを目指す。経営環境が激変するなか、久田社長に抱負や具体的な戦略などを聞いた。
 ―社長就任にあたって、掲げる2つの方針とは。
 「まず、技術革新により成長を図る。当社は技術の蓄積を大事にしてきた。各部品について専門技術者をそろえている強みがある。一方、燃費向上のニーズが高まるなか、手本となる企業をベンチマークしながら、新しい工法を採り入れて成長を目指す時期に来ている」
 ―特に技術向上が必要な分野は。
 「自動車部品の電子化に合わせ、部品の軽量化がポイントになる。新素材を開発し、世界最軽量の部品を自動車メーカーに供給したい」
 ―開発費が膨らむ。
 「市場がグローバル化するなか、各地域の事情により、自動車のニーズも多様化している。地域ごとの仕様に合わせて開発していては、投資が追い付かない。このため、部品のモジュール化、共通化を進め、どの車種にも安価で高品質な部品を供給できるようにする」
 ―2つ目の方針は。
 「部品の軽量化に加え、低価格競争も激化するなか、現場力をアップして、原価低減や品質向上に努める。また、営業の現場では顧客ニーズを的確に読み、経理の現場では当社の強みと弱みを見つける。すべての現場で、改善を進めていく」
 ―現場力アップには、人材のレベルアップが欠かせない。
 「当社は過去に採用を抑えた時期があり、35~45歳の中堅社員が少ない。中途採用や若手抜擢などで人材力を総合的に高める」
 ―グローバル化の進展に伴い、人材の配置が難しくなっている。
 「海外拠点を含め、どこで何を設計・開発、製造をしたら、最適なモノづくりができるのかが問われている。人材の育成・配置も、慎重に見直していく」

 

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