「トップ登板」豊田鉄工社長・宝田和彦氏

更新日:2011年 9月 6日 (火)

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「愚直に、地道に、徹底的に工程改善をやり抜くことが大事」と語る宝田社長

 ボデー部品大手、豊田鉄工の新社長に、トリニティ工業社長を務めていた宝田和彦氏が就任した。宝田氏はトヨタ自動車出身で、元町工場長や衣浦工場長を歴任し生産のスペシャリスト。トリニティ時代は、塗装装置の技術開発を推進するなど、モノづくりの改善に注力してきた。「愚直に、地道に、徹底的に工程改善をやり抜くことが大事」と話す宝田社長。今後の事業方針や経営課題を聞いた。
 ―喫緊の課題は。
 「グローバル競争に打ち勝つ体質づくりを進めることだ。国内は、宮城県登米市の新工場が年内に稼働。中部、九州、東北の3拠点体制が整う。海外は北米、欧州、中国、東南アジアの4拠点体制。各事業体の収益基盤を強化するため、技術開発力の向上に努める。自動車の衝撃吸収性能を高めた骨格部品など、安全性を一層向上。軽量化に向けた技術開発も推進する」
 ―調達体制について。
 「東日本大震災以降、調達部を中心に情報管理の精度を高めている。災害発生時、どんな材料が調達難で代替生産は可能なのか、などの情報を即座に把握できる仕組みづくりを急いでいる。危機対応能力の向上は、全社的な課題のひとつだ」
 ―グローバルの生産体制について。
 「海外は、12年にインドネシア第2工場を計画。インドも自動車生産の増加に伴い、能力増強を検討している。投資を抑制したうえで、高効率な能増をしていく。国内は、東北を含めた3拠点体制になることで、地域の生産量が変動する。変動に対応しつつ高効率を維持する生産技術に磨きをかける」
 ―今後の経営方針は。
 「11年3月期の連結売上高は、2043億円だった。今後、海外受注を増やすなどして、5年後をめどに売上高3千億円規模を目指したい。円高、国内市場の縮小など経営環境は厳しく、容易な目標ではない。しかし、従業員一丸となり、モノづくりを強化。難局を乗り越えたい」

 

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