「トップ登板」トリニティ工業社長・馬場昭次氏

更新日:2011年 8月 9日 (火)

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「顧客に認められる品質を全力でつくりあげる」と語る馬場社長

 自動車用塗装設備メーカー、トリニティ工業の新社長に、トヨタ自動車出身の馬場昭次氏が就任した。馬場氏はトヨタ時代、主に海外生産企画を担当。オセアニアや南アフリカなどの海外事業体で手腕を発揮してきた。トヨタで培った海外経験をトリニティのモノづくりに生かす。「顧客が望む品質を認識し、期待以上の商品を提供したい」。馬場社長に今後の経営方針を聞いた。
 ―トヨタ時代の経験をどう生かすか。
 「37年間生産部門に携わったが、モノづくりの基本的な考え方はトヨタも設備メーカーも同じ。良品廉価。顧客に認められる品質を全力でつくりあげる。トリニティの社是は『信頼と創造』。顧客満足度の高い商品を開発し、信頼を勝ち取りたい」
 ―自動車メーカーは海外生産を拡大している。
 「成長が著しい新興国の対応は急ぐ必要がある。年内にもインドネシア現地法人に技術部門の人材を複数派遣。製品ニーズなどを調査・分析し受注拡大につなげる。ブラジルは2012年をめどに販社設立を検討する。新興国向けの営業を強化したい」
 ―経営課題は。
 「新商品開発だ。しかし、容易なことではない。新商品は、改善を積み重ねることで初めて生み出される。大増産を想定した大型設備のニーズは極めて少なくなる。生産変動に柔軟に対応できる塗装設備を開発。省エネルギーを追求した小規模な塗装設備などの技術開発を進める」
 「人材育成も課題だ。国内は熟練の技術者が充実している。一方で、海外の技術部門の人材は不足している。教育体制を整え、グローバルで受注拡大に努めたい」
 ―収益の見通しは。
 「08年秋のリーマン・ショック以降、単体売上高は、ピーク時の3分の1程度まで落ち込んでいる。前3月期の単体営業損益は2億9千万円の赤字だった。円高定着、原材料費高騰など経営環境は厳しいが、収益改善を強力に推進。今期単体の営業黒字化を目指す」

 

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