「トップ登板」ユニバンス社長・村松通泰氏

更新日:2011年 8月 5日 (金)

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「国内外の生産体制を再構築する」と話す村松社長

 ユニバンスはこのほど、村松通泰常務執行役員が社長に就任した。エンジニア出身の社長として、さらに技術力が高い企業を目指す。開発力や技術マネジメントを核に、グローバル展開と国内拠点の再編を推進する村松社長に、具体的な戦略などを聞いた。
 ―社長就任の抱負から。
 「技術力を高めるとともに、国内外の生産体制を見直し、ニーズに合わせて当社の技術力を発揮していきたい」
 ―具体的には。
 「顧客の低価格ニーズが高まるなか、海外では現地部品調達と現地生産を進める。並行して海外現地部品に合わせた仕様の生産体制を整備する」
 ―インドネシアを東南アジアのコア拠点と位置付けている。
 「豊富な労働力があり、日系自動車メーカーも多数進出している。インドネシアでしっかりと生産・物流体制を整備することが、海外展開加速のカギとなる」
 ―現地スタッフの育成は。
 「今年1月から、本社でインドネシア人の本格的な技術研修を始めた。歯切りなどのギア加工や熱処理などの新しい工程をインドネシアで増やすため、各工程の専門技術者を養成する。まじめで素直な人が多いので、彼らが将来、インドネシアの拠点を支えてくれると期待している」
 ―国内の生産体制も再編している。
 「国内では、ハイブリッド車(HV)用や電気自動車(EV)用のギアボックスなど、高度な製品づくりに注力していく。円高の影響を受けても、利益を確保できるモノづくりを目指す。このため、国内外の生産体制を見直している」
 ―国内生産は、震災リスクがつきまとう。
 「東海地震に備え、建物の耐震性と地盤を調査している。当社には創業以来、工作機械の修繕などをする工機設計部隊がいる。震災で建物が倒壊しても、工機設計部隊が中心となって、比較的早く生産ラインを再稼働できると思う」
 ―東日本大震災では、物流がストップした。
 「福島原発の避難区域内で操業していた素材メーカーから一時的に、素材が入らなくなったことがあった。物流ルートを再検討し、複数のルートを確保していきたい。災害があっても、国内でモノづくりを継続する方針だ」

 

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