「トップ登板」愛知県トラック協会会長・小幡鋹伸氏

更新日:2011年 7月21日 (木)

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「日本一のトラック協会にしたい」と話す小幡会長

 愛知県トラック協会の新会長に、小幡鋹伸・名古屋東部陸運会長が就任した。同協会は、愛知県のトラック運送事業者2470社、トラック6万8千台、従業員10万人で構成する社団法人。トラックの安全運転や環境対策を普及推進している。小幡会長にトラック業界の見通しや、就任の意気込みについて聞いた。
 ―東日本大震災の影響は。
 「東日本大震災で、自動車業界が受けたダメージは、リーマン・ショック以上で、自動車関連の輸送を手がける愛知県内のトラック業者にとっても影響が大きかった。ただ、秋にはトヨタ自動車の生産台数が、震災前の水準に戻ると聞いている。秋から来年に向けて、見通しは明るいとみている」
 「愛知県などから緊急輸送の要請を受け、被災地に支援物資を運んだ。その経験から、支援物資の集積基地の必要性を感じた。当協会の責務として、東海地震の発生が危惧されている愛知県内に、支援物資の集積拠点を作れないかと前向きに検討している」
 ―恒常的に取り組むことは。
 「トラックには事故防止や環境保全などの社会的責任がある。特に交通安全には力を入れたい。昨年、ドライバーが5人1組のチームとなり、無事故無違反を競う『トラック・セーフティー・ラリー』を初開催し、2万5千人が参加した。今年は県内ドライバーの半分にあたる3万5千人の参加を目標にしている」
 「今年4月、財団法人中部トラック総合研修センター(みよし市)が、当協会の一部門に加わった。この規模の研修拠点は、全国でも埼玉県と愛知県の2カ所しかない。燃費効率が向上する運転技術『エコドライブ』や交通安全を学ぶ拠点として、多くのドライバーに使ってもらっているが、さらに充実させ、日本一の研修センターにしたい」
 ―あらためて、今後の抱負を。
 「震災以降、トラック業界が人々の生活に必要なインフラの一つだと認識されつつある。期待される役割を十分に果たすためには、多くのトラック事業者に当協会の活動を理解してもらい、安全運転キャンペーンなどに積極参加してもらうことが重要だ。それが業界の質向上だけでなく、各事業者の利益にもつながる」

 

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