「トップ登板」ニチハ社長・山中龍夫氏

更新日:2011年 7月14日 (木)

110714Yamanaka.jpg

「チャンスがあれば、新興国にも進出したい」と話す山中社長

 窯業系外壁材国内最大手、ニチハの社長に、山中龍夫氏が就任した。前期(2011年3月期)は住宅着工戸数の回復から、主力の外壁材が好調に推移。東日本大震災で被災した工場の復旧や、商品の供給にも一定のメドがついた。目指す商品の方向性や、中長期的な成長シナリオなどを聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「当社はモノづくりの会社。奇をてらうようなことはせず、地道に、実直に商品づくりにまい進したい。目指す方向性は、時代の要請でもある『省エネ、長もち』の外壁材だ。国内でのシェアは現在5割弱で、5割を超えるところまでシェアを高めたい」
 ―東日本大震災でいわき、高萩の東北2工場が被災した。
 「ようやく復旧が進み、お客さまに滞りなく供給できる体制に戻ることができた。現在でも複数の工場で並行生産している商品はあるが、(リスク分散のためにも)他にも並行生産できる商品があるか、検討したい」
 ―外壁材の市場をどうみている。
 「東日本大震災後に供給が滞ったこともあり、現在はフル生産状態が続いている。直近では強気にみているが、仮設住宅の着工状況など不透明要素も多い。今後、日本の新設住宅着工が大幅に増加することは考えにくく、これまで手薄だったリフォーム市場にも受け入れられるような商品開発に注力する必要がある」
 ―海外事業の状況は。
 「当社が2007年に工場を建設した米国では、リーマン・ショック後に住宅着工が激減した。量的な拡大は見込みにくいので、付加価値の高い商品分野で攻勢をかけたい。米国以外でも、工場のある中国やそのほかの新興国など、商機があればチャレンジしたい」
 「ただ、住宅分野は国によって要求される要素がかなり異なる。幸い当社は、乾式、湿式などあらゆるタイプの窯業系外壁材を持っている。常に情報収集をし、現地の好みに合う商品を提供したい」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2011年 7月14日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2011年7月 > 14日 > 「トップ登板」ニチハ社長・山中...