「トップ登板」今仙電機製作所社長・藤掛治氏

更新日:2011年 7月12日 (火)

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「提案型の製品開発に注力する」と語る藤掛社長

 今仙電機製作所の新社長に藤掛治氏が就任した。トップ交代は4年ぶりだ。藤掛氏は入社以来、約25年間設計部門に在籍。主力製品のシートアジャスタの開発を担当するなどして、同社のモノづくりの根底を支えてきた。また、購買本部長として原価低減活動を推進。コスト競争力の高い部品を供給してきた。今後も、一層の低価格、高品質の部品供給に注力する。藤掛社長に今後の経営方針を聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「リーマン・ショックから経営が立ち直りかけたころに東日本大震災が発生。第1四半期(4~6月)は、厳しい決算になるが、通期の収益は確保しなければならない。経営者として責任を感じている」
 「ただ、グローバル競争で勝ち残るためには売り上げ規模の拡大が必要だ。前期の連結売上高838億円に対し、当面の目標として、早期に1千億円を達成したい」
 ―製品開発の新たな取り組みは。
 「開発ピッチをあげるため、6月末に『技術企画部』を新設した。開発、生産技術、品質保証の各部から、企画、試作担当者らを約50人募った。この新部署を中心に提案型の製品開発に注力していく。必要に応じて異業種企業との共同開発も検討する」
 ―ホンダや日産自動車など主要取引先は、海外生産を拡大している。
 「自動車部品メーカーは、低価格の現地材料を使用した部品加工技術の開発を進めなければ、価格競争に負けてしまう。当社も材料コストの引き下げが当面の課題になる。当社主力のシート部品は自動車の重要保安部品。材料コストの引き下げに加え、安全を重視した部品開発が必要だ。慎重かつ迅速に開発を進め、コスト競争力の高い部品を供給する」
 ―今後の事業展開は。
 「海外は11月にタイ第2工場、12年に米国第2工場(テネシー州)と中国第2工場(湖北省武漢市)の稼働をそれぞれ計画している。新拠点の順調な立ち上げと運営が私の使命だ。今後も自動車メーカーの海外進出に伴い、現地生産を拡大していく」

 

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