「トップ登板」豊田合成社長・荒島正氏

更新日:2011年 7月 7日 (木)

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「欧米や中国の民族系自動車メーカーに拡販していく」と語る荒島社長

 豊田合成の新社長に、副社長から荒島正氏が昇格した。国内外の自動車メーカーとの取引を拡大するほか、新興国で通用するコスト競争力を実現することで、真のグローバルサプライヤーへの進化を目指す。荒島氏に成長への青写真を聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「自動車サプライヤーを取り巻く環境は猛スピードで変化している。世界に目を向け、本当の意味でのグローバルサプライヤーを目指す。欧米や中国の民族系自動車メーカーに拡販していく。トヨタ以外の自動車メーカーと他流試合をしても勝てる力を身につけないと、逆にトヨタから見放されてしまう。そのぐらいの危機感を持って臨む。技術開発力、新製品提案力をみがき、営業と技術一体でお客さんのニーズを的確につかんでいきたい」
 ―英国・ウェールズでホンダ向け内外装部品の新工場を年内にも稼働させる。
 「欧州は先進地域で、車に対する要求が厳しい。地場の内外装部品メーカーも多い。鍛えられる場であり、絶好のチャンスだ。今後、地の利を生かし、英国の自動車メーカーにも売り込んでいきたい。絶対に成功させる」
 ―新興国を中心とした海外市場で勝ち抜くにはコスト競争力が不可欠になる。
 「日本と海外でコスト差が大きい場合は日本にこだわっていられない。たとえば、エアバッグ類の生産は労働集約型のため海外でつくったほうが安く、バッグ自体はベトナムや中国で生産し日本へ逆輸入している。日本は技術開発や生産技術の面でモノづくりの中心であるべきだが、まわりには『日本が1番と思うな』と言っている。日本と海外が切磋琢磨(せっさたくま)することが大事だ」
 ―国内の仕入れ先は不安がっている。
 「目的は中国から(部品を)買うことではない。国内の仕入れ先も苦労されて、アイデアを出したり工夫してサポートしてくれている。日本でコスト競争力があれば、日本のモノづくりを優先する。当社も自動車メーカーから要求が厳しい。お互い頑張っていかないといけない。われわれは岐路に立たされている。まさに勝負の時だ」

 

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