「トップ登板」日本工作機械工業会会長 横山元彦氏

更新日:2011年 6月23日 (木)

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「次代を担う人材の確保や育成に力を入れていきたい」と語る横山氏

 日本工作機械工業会(日工会)の新会長に横山元彦氏(ジェイテクト副会長)が、5月25日付で就任した。日本は工作機械の生産台数で世界トップの座を長年維持していたが、2010年は中国に次ぐ第2位。中国はじめ新興国との競争激化、1ドル=80円台の円高水準など業界を取り巻く環境は厳しさを増す一方。横山会長に日本の工作機械業界の課題や展望などについて聞いた。
 ―円高進行、新興国のメーカーの追い上げなど、日本の工作機械の競争力の低下が懸念されている。
 「工作機械の大きなユーザーさんである、自動車業界は六重苦(円高、税金、自由貿易協定、労働規制、温暖化対策、電力問題)の解消を政府に訴えている。私も同じ問題意識を持っている。私どもも、行き過ぎた円高の是正措置など国際競争力を維持するための施策を政府に要望していきたい」
 ―足元の工作機械の受注は依然好調に推移している。
 「1~5月の累計で前年同期比5割増の5458億円。2011年(1~12月)の受注高見通しである1兆1千億円に対して上振れするだろう。東日本大震災に伴う影響も軽微だ。米国、中国とも引き続き堅調に推移している」
 「リーマン・ショック前の需要構造は、全体の受注高に占める内需が5割、外需が5割だったが、現在は内需が3で外需が7。国内の低成長、円高進行に加え、新興国の高い成長などを考慮すれば、このトレンドは当面続くだろう。今後も世界最高の工作機械を生産・供給するという使命を果たしていきたい」
 ―中国、台湾、韓国メーカーの追い上げも急ピッチだ。
 「『モノづくりは人づくり』という視点から、(工作機械メーカーのトップやエンジニアが学生と交流する)『工作機械トップセミナー』など、次代を担う人材の確保、育成に向けた取り組みにも力を入れていきたい」

 

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