「トップ登板」西濃運輸社長 大塚委利氏

更新日:2011年 5月17日 (火)

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「時代の変化に即応し、適者生存を目指す」と語る大塚社長

 セイノーホールディングスの中核事業会社、西濃運輸の社長に大塚委利氏が就任した。09年4月から2年間、グループ入りした西武運輸に在籍し、西濃運輸との業務統合を図るなど、輸送事業の成長基盤を築いてきた。大塚新社長に今後の戦略などを聞いた。
 「今年の国内貨物輸送量は年間47億トンと、12年連続して前年実績を下回る見込み。市場規模はバブル期の91年(約69億トン)の3分の2にまで縮減する。人口減少や製造業の海外生産シフト加速により、今後もパイは広がらない。そういう中で成長戦略を考えないといけない」
 ―厳しい環境の中、どう成長を手繰り寄せる。
 「顧客満足度を高めることが何よりも重要だ。配達時間の定時性など輸送品質をさらに向上させ、満足度を高めていく。品質が高まれば配達先に評価され、輸送量の確保、拡大につながる」
 「西武運輸を子会社したことで、セイノーグループは特積み、急便、空港を起点にした集配の3つのネットワークを確立でき、顧客のあらゆる要望に対応できる態勢が整った。3つのネットワークを持つのはセイノーだけ。これを強みに需要を喚起していきたい。西武運輸時代に西濃運輸との業務統合を図ってきたが、昨年後半から営業面で統合効果を発揮できるようになった。これからさらに効果を引き出していく。ロジスティクス機能も強化し、マルチな提案で顧客を取り込んでいきたい」
 ―東日本大震災の復興需要は。
 「これから復興が進み、輸送需要も出てくる。それがいつ本格化するのか、しっかりと見極め他社に先駆けて取り込みたい」
 ―電力不安が広がっている。その影響は。
 「節電対策として企業間でサマータイム制度導入などの動きが広がっているが、こうしたスケジュール変更に伴い輸送効率が悪化する可能性がある。顧客から指定される配達時間がまちまちとなり、コストアップを招きかねない。そうならないよう工夫しないといけない」
 ―目標は。
 「親会社が新中期経営計画で掲げた『変化への挑戦』の方針に沿い、適者生存を目指し、増収増益基調の体質を構築するのが目標。社員の頑張りが報われる会社にしていきたい」

 

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