「トップ登板」電算システム次期社長・田中靖哲氏

更新日:2011年 3月30日 (水)

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「売上高360億円を目指す過程で市場1部上場を果たしたい」と語る田中氏

 電算システムの新社長に、4月1日付で田中靖哲専務執行役員が就任する。情報化投資の抑制傾向が続き情報サービス業の足元は厳しいが、同社は資金決済法に基づく資金移動業者として、このほど東海財務局管内で初の登録を完了。得意とする収納代行サービスの新事業として、BtoC(企業から消費者)への返金サービスを開始する。「新サービスを含め、収納代行事業を拡大していく」と話す田中次期社長に、今後の成長戦略を聞いた。
 ―どうかじ取りする。
 「当社の経営理念である『新しい価値の創造により顧客に感動、社員に夢、株主に満足』を追求する。『顧客に感動』は売上高10%増と営業利益率6%の確保、『株主に満足』は市場1部上場、『社員に夢』は人材確保と待遇改善に取り組む」
 ―今12月期の業績見通しは、目標の営業利益率6%を達成しないが。
 「収納代行サービスの新サービス開始などで、先行投資したのが理由だ。前期は1社をM&A(企業の合併・買収)で取得したが、今後も新サービス導入にM&Aを検討したい」
 ―情報システムの足元は。
 「回復は遅れている。システム製造開発やプログラミング中心の事業の回復は難しい。SI(システムインテグレーション)では、システム開発における上流を狙う。上流とは、企画・提案などのコンサルタント。将来は上流の部分を主流にしたい」
 「当社の基幹系システムを今年に入り、大手企業が導入している『SAP ERP』で構築した。技術者も養成しており、企業のSAP導入コンサルや保守・運用を手がけたい。新規顧客の獲得は困難でも、中部圏の既存取引先で提案できる」
 ―収納代行サービスは。
 「資金決済法が施行され、これまで企業で処理していた返金業務の代行が可能になった。今期はサービス開始の年。返金まで当社で対応することで取引先の囲い込みにつなげる。今期業績への寄与は大きくないが、将来的には期待できる」
 ―1部上場の時期は。
 「17年12月期に売上高360億円を目指しており、この過程で可能だと思う。市場環境もあり、いつ申請するとはまだいえない」

 

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