トップ登板 ジー・コミュニケーション社長の浜野幸也氏

更新日:2011年 3月 5日 (土)

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「当面の間、M&Aはしない」と語る浜野社長

 飲食店を展開するジー・コミュニケーション(名古屋市)の社長に、浜野幸也氏が就任した。英会話学校「NOVA」を買収するなど、拡大戦略を続けてきたジー社。ただ、ここに来て業務の重複や無駄、資金繰りなどの課題が表面化。スポンサーを探すなど、体制立て直しに着手している。英会話事業は既に売却したが「外食事業に注力し、関係のない事業からは撤退する」と語る浜野社長に、今後の戦略などをきいた。
(聞き手・大林美佳)
―なぜこの時期の社長就任なのか。
 「拡大戦略をとる中で様々な問題が表面化してきた。一昨年から非常勤取締役として経営に参画してきたが、私のようにしがらみのない人間にしかできないこともあると思い、社長就任を引き受けた」
 ―何から着手する。
 「まずスポンサーを探す。第三者割当増資やMBO(経営陣による自社買収)なども含め、資金調達をして安定的な財務基盤を確立したい。調達した資金は短期借り入れの返済や、今後行う事業のリストラに充当する」
 「当社と子会社15社の間で管理部門など一部重複業務がある。当社は完全にホールディングカンパニー(HD)となり、約70人いる社員や、管理業務はほぼ全て子会社へ移管する。組織をスリム化し、機動性を高める」
 ―経営上の問題点と、今後の方針は。
 「M&Aで一気に拡大してきたので、組織の体制が会社の規模に追いついていない。一度業務を整理する時期だ。英会話事業は既に売却したが、そのほか外食に関係ない事業からも撤退する方針だ。今後は主力の外食事業の活性化に傾注する」
 ―外食事業でどのような改革を行う。
 「多くの会社を買収してきたので業態が増えすぎた。いずれはこれらの整理も必要。ただ既存店売上高は若干のマイナスではあるが、世の中のトレンドと同じ程度。内容がすごく悪いわけではない。店長教育を徹底し、各店舗できちんと数字をつかめるようにしたい」
 ―どのような企業にスポンサーになってもらいたいか。
 「やはり信頼がおける企業。スポンサーもそうだが、既存株主でもあり、個人的にも親しくしているアサヒビールや豊田産業、西酒造さんなどにも協力を仰ぎながら、社員一丸となって再建に取り組んでいく」

 

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