ヒマラヤ新社長 野水優治氏 空白エリアに積極出店

更新日:2010年 11月21日 (日)

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「海外進出は今のところ考えていないが、将来的にはあるかもしれない」と話す野水新社長

 ヒマラヤの野水優治専務(48)が、25日付で社長に就任する。三菱商事時代には、スポーツ用品などを担当していた野水氏。「人心掌握力に長けている」などを抜てき理由に、34年間経営を担ってきた創業者の小森裕作現社長からバトンを引き継ぐ。「スポーツ流通市場はまだまだ伸長する」と話す野水氏に、社長就任の抱負や今後の経営方針などを聞いた。

 ―抱負から。
 「34年前、岐阜の地に生まれた店が、現在は全国に87店舗、売上高457億円(前8月期)の企業に成長した。まずは売上高500億円、経常利益25億円(前期は19億円)を足早に達成し、売上高600億~700億円を目指して業界4位から3位に浮上したい」
 ―最優先課題は。
 「この1年で全国70店舗を回り、地域の特性や強みを体感したが、まだまだ市場開拓の余地はあるとみた。スポーツに親しみたいと思っても、本格的な総合スポーツショップが無い空白エリアは存在する。今後は、スポーツに接しようとする潜在的な消費市場を掘り起こす出店の仕方が必要だ。場所、スタッフ、商品、販売促進の4つ、どれも欠けないように意識しながら新規出店し、顧客が求める市場をつくっていくことが課題だと考えている」
 ―具体的には、どんな店舗をつくっていくのか。
 「当社はチェーン展開には珍しく、500平方メートルほどの店から、7千平方メートルほどの店まで、いろんな形の店舗を運営している。スポーツショップ、「スポーツ屋」の原点を外さない店舗づくりをしつつ、今期は首都圏で女性にターゲットを絞ったスポーツ店の出店を目指すなど、規模や既存の形にこだわらない新たな試みにも挑戦していく考えだ」
 ―当初、スキー・スノーボード用品が主力だったが、近年は一般スポーツ用品の売上高構成比が65・8%(前期)と高まっている。
 「当社はスキー、スノーボードなどウインター商品を中心にスタートしたが、今期は売上高構成比で8%台(前期は10・2%)まで落ち込むと読んでいる。天候などに左右されるウインター事業は経営リスクも大きい。今後も経営安定化が見込める野球やサッカー、テニスなど一般スポーツ事業に力を入れ、70%程度にまで高めていきたい」

 〈プロフィル〉東京大学経済学部卒。1985年(昭和60年)三菱商事入社。2009年からヒマラヤ専務。新潟県三条市出身。学生時代は、硬式ソフトボールに没頭。趣味はゴルフ、ドライブ、読書。

 

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