中部プラントサービス社長 浅野晴彦氏 浜岡原発で解体技術確立へ

更新日:2010年 10月 6日 (水)

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「本店大江の投資により、プラント配管が半分以下に納期短縮できた」と語る浅野社長

 中部電力グループで、火力・原子力発電設備の保守点検業務などを手がける、中部プラントサービス(本社名古屋市熱田区)。社長に就任した浅野晴彦氏は、中電で発電経験が長く、見識も深い。浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)のリプレース(一部廃炉と新設)や西名古屋火力発電所(愛知県飛島村)の全面建て替えと、大型プロジェクトが進行する中、どう舵取りしていくのか。浅野社長に聞いた。
 ―中電の大型案件が進行している。
 「中部電力のプロジェクトに積極的に参画することが当社の使命。運転後のメンテナンスを考えると、建設時からたずさわることが重要だ。西名古屋火力など今後の建て替えは、タービンの据え付け段階からお手伝いしたい」
 「浜岡原子力発電所の1、2号機の解体は長期にわたるプロジェクトで、原子炉の解体着手に10年以上時間がある。それまでにどのような技術が必要なのか、中電と連携しながら技術を確立したい」
 ―一般産業部門の収益拡大は。
 「国内市場が縮小する中、(取引先である)国内のプラントメーカーは海外に目が向いている。一般産業部門を拡大したい気持ちはあるが、電力の安定供給に資する事業が最重要であり、中電以外の案件で海外進出することは考えていない。一般産業部門の売上高構成比率は、現行の2割程度が現実的」
 ―名古屋市港区の拠点で、大規模な設備投資を行っている。
 「技術開発と溶接、検査技術の3センターとこれらを統括する機能を本店大江(港区)に集約した。溶接は、品質向上と作業効率の改善に向け、工場を新設。このほど四日市市の化学プラントの配管工事(受注規模2億円)で溶接全工程を大江で行った。現場作業は接合だけとなり、従来の半分以下に工期短縮できた。今後の価格競争力につながる」
 「検査技術センターは、配管の非破壊検査を可能にする放射線透過画像解析を展開しており今回、この検査システム搭載診断車を導入した。従来の火力部門だけでなく今後、原子力や一般産業部門でも高品質で効率的な検査を提案し、検査からメンテナンスまで一貫して受注したい」

 <プロフィル>東京大学工学部卒。1969年(昭和44年)中部電力入社、2001年取締役火力部長、08年副社長執行役員発電本部長、6月から現職。名古屋市出身。趣味はゴルフと詩吟。

 

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