「トップ登板」メイエレック社長・安藤和史氏

更新日:2010年 9月30日 (木)

andou.jpg

「鉄道会社のニーズにトータルで提案していきたい」と話す安藤社長

 名古屋鉄道の連結子会社で、鉄軌道の保守と整備を展開するメイエレック(本社名古屋市熱田区)。社長に就任した安藤和史氏は、03年のメイエレック設立時に立ち会い、名鉄本体では鉄道保守部門で豊富な事業経験を持つ。輸送人員の減少で名鉄の設備投資は抑制傾向にあり、名鉄以外の電気設備工事も受注環境は厳しい。次の展開をどう図るのか。安藤社長に聞いた。
 「メイエレックの前身3社のうちの1社(名古屋電子エンジニアリング)を含め当社に18年在籍したが、鉄道も一般電気設備も最も厳しい。愛知万博と中部国際空港関連特需で収益がピークだった04年度に比べれば、前期の売上高は4割減の194億7700万円。今期は200億円前後と増収見込みだが、受注単価の下落で利益が厳しい。経常利益は今期、前期比73・9%減の1億990万円となる見込みだ」
 ―収益確保にどう取り組む。
 「鉄道設備を主力とし、愛知環状鉄道や三岐鉄道など地域の鉄道会社の設備をサポートしてきた。この強みを今後も生かす。鉄道会社の収益が総じて厳しく設備投資が十分できない中でも、サービス改善のための案内設備や近代化設備、情報化のためのイントラネットの構築は必要だ。こうしたニーズにトータルで提案したい」
 「バス事業者向けには、観光バスの予約・配車システムなどを開発している。今期は運行乗務員の本人確認を指静脈認証で行う点呼業務支援システムを開発した。バス位置情報システムは北陸鉄道のバス路線に納入する予定であるほか、名鉄バスのバス接近情報を文字とQRコードで提供するシステムを受注している。自社で開発したバス事業者向けシステムを拡販していきたい」
 ―インフラ設備で競争激化している事業もある。選択と集中は。
 「やるべき時期は過ぎており、切り捨てる部門はない。将来、社会で必要とされなくなれば別だが、道路交通信号などは収益が上がらない時も事業を継続することで信頼を築いてきた。今、(選択と集中を)考える必要はない」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2010年 9月30日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2010年9月 > 30日 > 「トップ登板」メイエレック社長...