「ココが聞きたい」名古屋三越社長・重松健氏 誕生30周年、次のステップは

更新日:2010年 9月30日 (木)

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「総花的な取り組みから脱却し、店舗カラーを明確化する」と話す重松社長

 10月1日に誕生30周年を迎える名古屋三越。グループ再編で、4月に地域事業会社に移行。地域密着の百貨店として動き出している。厳しい環境が続く百貨店業界のなかで、成長への次のステップはなにか。重松健社長に聞いた。
 ―29日からスタートした30周年記念セールの状況は。
 「売り上げ数字を求めれば大規模な割安セールも考えられたが、三越として本来あるべき姿を目指し、品ぞろえ重視で勝負した。地域事業会社への移行に合わせてバイヤー制度を新設し、今回が最初の取り組み。思いのこもった商品が売れ、手応えをつかんでいる」
 ―次のステップは。
 「中長期的に新しい方向性を目指すため、まず、年内にも計画を策定する。すでにプロジェクトチームを立ち上げ、10月から本格的に取り組む考えだ。市場調査を進め、コンセプトはこれからだが、総花的な取り組みから脱却し、店舗カラーをはっきりと出せる店作りを目指す」
 ―母店となる栄店の方向性は。
 「栄店の客層は30代から60代までがそれぞれ全体の20%を占め、バランスが取れているが、今後は30~40代の若い感覚を意識した品ぞろえを目指していきたい。店舗も2012年までに質感の高い店に改装する」
 ―足元の消費環境は。
 「7~8月はまずまずだったが、9月は猛暑の影響もあり、秋ものの動きはゆっくり。ただ、30周年セールなどのイベントで来客が増えてきた。10月以降期待している」
 ―下期以降の取り組みは。
 「フルラインの栄店と地域密着の星ヶ丘店、専門店のラシックの3館の連動を深める。例えば、栄地区では、クリスマスのセール期間を栄店とラシックで合わせる。相乗効果が出る品ぞろえで、クリスマス商品の提案では地域一番店を目指す」
 「新規顧客の獲得や既存のお得意様の来店促進も進めていく。栄店には約260の売り場があるが、顧客に一歩近づく活動を始めた。お得意様向けに月一回開催している特別招待会は、これまでは限られた商品だけだったが、全館一体で商品提案する内容に充実させる」

 

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