「トップ登板」名鉄バス社長 小池潤氏

更新日:2010年 9月 8日 (水)

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「安全とCS向上に両輪で取り組む」と語る小池社長

 名鉄グループで路線・高速バスなどの運行を手がける名鉄バス社長に、小池潤氏が就任した。バス事業は高速道路割り引きや景気悪化の影響を受け、厳しい状況が続く。打開策はどこにあるのか。小池氏に今後の方針を聞いた。
 ―抱負から。
 「バスも鉄道と同じ運輸事業。安全確保は一番の根幹で事業の基本だ。その上で収益を確保するのは民間企業として当然のこと。安全とCS(顧客満足度)向上を両輪で取り組みたい」
 ―足元の状況は。
 「乗り合い事業は、1968年をピークに減少している。リーマン・ショック以降、状況はさらに厳しくなっている。就業人口が減れば、バス利用者も減少する。景気の下げ止まり感はあっても働く人は増えていない。乗り合いは好転が見込めず、今期は横ばいだろう」
 ―長距離路線は。
 「高速道路料金割り引きの影響は大きい。ツアーバスとの競争も激しい。特に信州や北陸方面が、マイカーに流れている」
 ―収益をどう確保する。
 「少子高齢化や人口減で交通全般が厳しいが、事業者と自治体、住民が三位一体で公共財のバスネットワークをどう維持していくか。これまで以上に連携が必要だ」
 ―事業者としての施策は。
 「乗って頂くための施策として、ハード面はノンステップバスの導入を進めている。ソフト面は来年のICカードシステム『manaka(マナカ)』導入で、保有するバス580両がほぼIC対応可能となる」
 「1枚のカードで名鉄と名鉄バス、名古屋市営地下鉄などが利用できるが、この利便性を役立てるアイデアがないか。例えば病院前で昇降する高齢者にポイントを付与するような、バスに乗ることでお得感のあるサービスが提供できないか検討する」
 ―高速路線の方向性は。
 「6月から大手コンビニ3万6千店で予約と決済が可能になった。パウダールームを設けて女性に利用しやすい取り組みを行っている。具体的に決定していないが、都市間高速を含め新しい路線も検討したい」

 

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