「トップ登板」エイべックス社長・加藤丈典氏

更新日:2010年 8月26日 (木)

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「国内にまだムダ多い」と話す加藤社長

 自動変速機(AT)の構成部品などを生産する、自動車部品メーカーのエイべックス(本社名古屋市瑞穂区内浜町26の3)の社長に、加藤丈典氏が就任した。円高、国内自動車生産の減少などで自動車部品メーカーの経営環境は厳しさを増す一方。「顧客中心主義を社内に徹底させたい」と話す、加藤社長に今後の経営戦略について聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「当社は取引先に育てていただき、昨年創業60年を迎えることができた。お客様から評価を得てきた結果として、いまがある。顧客中心主義を社員一人ひとりに徹底させたい」
 「また、社長は私で3代目になるが、創業以来掲げている『良品を生産すること』、『社会貢献すること』の2つはしっかり引き継いでいきたい」
 ―円高、完成車メーカーの海外移転などで、自動車部品メーカーの業績も依然厳しい。
 「30代の若手メンバーで策定した中長期計画で、(当社の強みである)高精度小物切削・研削加工の技術のプロフェッショナル集団になることを掲げた。(コアとなる)技術を追求することで、新しい世界が見えてくる。当社もかつてミシンや映写機の部品を主力製品として造っていたが、(現在主力の)自動車部品はじめ新しい分野を切り開いてきた。高精度小物切削・研削技術についてぶれずに究めることで、『エイべックスなら信頼できる』というブランド力の向上につなげたい」
 ―東海地方の自動車部品メーカーの間では、中国、タイなどアジア進出が加速している。
 「まだまだ日本でやるべきことが多い。10年後は分からないが、現時点では、海外で生産することは考えていない。(自動車業界では)安くてよいものがあれば、海外からでも調達するというグローバル調達の流れにあるが、当社には(製造工程などの)無駄が多く、改善の『ねた』がたくさんある。地道に改善することで競争力を高めたい。中古の設備をいったん解体して、メンテナンスを行えば、再び利用できる。新品を購入するのに比べて、製造コストを大幅に下げることができる。改善の一つだ」

 

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