「トップ登板」東海日中貿易センター会長・深谷紘一氏

更新日:2010年 7月22日 (木)

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「中国は世界最大の消費地で産業の中心地」と話す深谷会長

 東海地方を中心に日中経済の橋渡し役を担っている、東海日中貿易センターの第11代会長に、深谷紘一氏(デンソー会長)が就任した。東海地方の企業は企業規模、業種などにかかわらず中国への進出意欲が高まっている。深谷会長に就任の抱負や東海日中貿易センターの今後の活動方針などについて聞いた。
 ―就任の抱負から。
 「当センターは1955年に東海地方唯一の日中経済貿易促進団体として創立された、歴史ある団体。日中両国の友好や東海地方と中国との経済交流の促進に向けて、微力ながら努力していきたい。会員数はリーマン・ショック以後、少し減少したが、再び増加し250社程度。製造業、食品、商社、物流関係など幅広い業種の方々に支えられている」
 ―中国経済は世界経済のけん引役。引き続き2けた成長を持続している。
 「かつて低賃金を活用した世界への『輸出拠点』という位置付けだったが、現在では世界最大の消費地であり、産業の中心地でもある」
 ―東海地方の企業の中国進出の状況は。
 「当地の自動車業界でいえば、『ティア1』(一次自動車部品メーカー)は工場進出など一通り進出しており、(拠点拡充や開発拠点の新設など)次のステップの段階だ。ティア2、ティア3はこれから本格化するだろう。国内市場や完成車メーカーの国内生産が伸び悩むなかで、中国、インドなど新興諸国への進出は必然的な流れだ」
 「ただ、中国の現地資本のメーカーも急速な勢いでキャッチアップしている。(日本からみれば)何でもコストハーフ(原価半分)というのが私の印象。高級品についていえば、日本製品が依然競争優位性をもつが、中間価格帯の製品群は真っ向勝負だ」
 ―東海日中貿易センターの今後の活動方針は。
 「ひと言でいえば、当センターは中国進出を考えている事業者や中国ビジネスで困っている方々の『駆け込み寺』。工場の立地先の紹介や中国の税制に詳しい弁護士、コンサルタントの紹介など、お役に立てることも多いと思う。会員企業さんの要望に応じた、調査団の派遣など積極的に活動していきたい」

 

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