丸八証券社長の駒林秀雄さん 投信残高5年後2千億円へ 

更新日:2010年 7月 9日 (金)

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「営業責任者も兼務し、社員教育を徹底する」と話す駒林氏

 丸八証券の新社長に駒林秀雄氏(67)が就任した。丸八が資本・業務提携する関西地盤のエース証券出身で、営業一筋の道を歩んできた現場主義者。お客様本部長を兼務し、社員教育にも力を入れる。「投資信託販売を伸ばし、経営を安定させる」と話す駒林社長に、新生・丸八の成長戦略について聞いた。
 ―抱負から。
 「与えられた役割は、企業価値を上げることだと考えている。(相場固定、一任勘定取引に伴う業務停止処分など)これまでいろいろな問題があったが、すべてを見直し、新生・丸八として地場証券の名門を復活させたい」
 ―五カ年計画を策定した。
 「現在、約350億円の投資信託残高を、2015年3月末に2千億円に増やす目標を掲げた。達成できれば販管費の40%をカバーできる。安定収益を確保し、経営の基盤を整える。株式(の売買手数料収入)偏重では将来、厳しい。また、個人金融資産は1400兆円以上。投信は貯蓄の王様だと思っている。国をあげて取り組んでいる『貯蓄から投資へ』の流れを後押ししていきたい」
 「2008年11月のエース証券との包括的業務提携を機に、中国やブラジル、オーストラリアなど海外の投信を相次いで取り扱い始めた。この1年間だけでも、投信残高は約200億円積み上がった。選択と集中で品ぞろえを強化する」
 ―営業マンのレベルアップも重要だ。
 「エース証券の前に、野村証券にいた時代から株式、投信を含めてさまざまな商品を販売してきた。お客様本部長として営業責任者を兼務し、社員教育を徹底する。定期的に会議や勉強会を開いている。営業マンの能力を2倍に引き上げ、財務に余裕ができれば増員も行っていきたい」
 ―今後、エース証券との関係については。
 「商品や社員教育の面で着実に成果が出ている。さらに、エース経済研究所を共同出資し設立したことで、情報収集力が飛躍的に上がった。この先は、まだ何も決まっていない」
 「エース証券が実施しているIFA(金融商品仲介業者)ビジネスを丸八でも展開する。資格を持った個人や法人が代理店となって商品を販売するような『1人店舗』の開設を準備している。今期中にスタートしたい」
 <プロフィル> 1962年(昭和37年)山形市立商業高等学校卒、野村証券投資信託販売会社入社。63年野村証券入社。99年エース証券入社、常務、専務を経て2009年顧問、丸八証券入社、専務執行役員就任。09年6月代表取締役副社長お客様本部長、10年6月19日から社長。山形県西村山郡大江町出身。趣味は野球中心にスポーツ観戦、読書、書道。

 

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