「トップ登板」大宝運輸社長・小笠原忍氏

更新日:2010年 7月 7日 (水)

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「顧客、社員の満足度が高い会社にしたい」と小笠原忍社長

 大宝運輸の新社長に6月11日付で小笠原忍氏が就任した。小笠原忍氏は小笠原和俊前社長(現会長)の長男。地域経済の景気減速や競争激化などで、前2010年3月期は創業以来初の赤字を計上した。厳しい経営環境のなか、今後の経営戦略について聞いた。
 ―抱負から。
 「現在の陸運業界は大変厳しく、文字通りの価格競争になっている。品質はよくて当たり前、品質面での同業他社との差別化が難しい。お客様から『大宝の社員はあいさつが気持ちいい』とほめられていたが、過去の話。当社だけでなく、他社の社員もあいさつをしっかりするようになった。もう一歩上の社員教育で従業員の質を高めていきたい」
 ―創業以来初めての赤字となった。
 「土地の下落による減損が主因だが、個人的にもショックだった。当社はコンビニ向けの食品配送のウェートが高いが、当地のコンビニ業界もトヨタショックの影響を受けたようだ。(非正規従業員、若年労働者など)工場で働く方々は、コンビニで弁当を購入する頻度が高い。景気悪化に伴う個人消費の低迷や減産による非正規従業員の減少などがコンビニの売り上げの減少につながった」
 ―中長期的な経営戦略は。
 「当社は地域密着型企業で、愛知県と三重県の一部を主な営業エリアとしている。営業エリアを絞り込むことで、全従業員が顔を合わせ、研修や勉強会を頻繁に開催することができる」
 「また、当社は『地域一番店』を目指している。地域で一番にならなければ、営業エリアを拡大しても成長を維持できないと思っている。食品配送の分野では、選択肢の一つに必ず選んでいただけるようになった」
 「今後は営業エリアを何市、何々区というようにターゲットをこれまで以上に絞り込むことも検討課題のひとつだ。限られた地域の多種多様な荷物を集配することで、配送効率を格段に高めることができる。また、新規の得意先開拓などの営業努力に加え、無駄なコストの削減にもより一層力を入れる。将来を見据えて、いろいろチャレンジしたい」

 

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