名古屋三越社長 重松健氏 地域密着、満足度を重視

更新日:2010年 3月10日 (水)

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「品ぞろえ、サービスと基本をしっかりやっていく」と話す重松氏

 三越が新たなスタートを切る。4月1日付で三越伊勢丹ホールディングス(HD)傘下の地域事業会社「名古屋三越」が誕生。より地域に密着した体制を整える。消費低迷で百貨店業界は苦戦が続いているが、地域会社誕生とともに社長に就任する重松健専務執行役員名古屋地区統括に、今後の成長戦略を聞いた。

 ―4月に新体制でスタートする。
 「名古屋は激戦区。名古屋三越としてのアイデンティティを打ち出していくことが必要。そのためには先ず、三越らしい品ぞろえと販売サービスという基本をしっかりと押さえていく」
 ―地域会社への移行で何が変わる。
 「大きく3つある。より地域に密着した店舗運営で顧客満足度を高めていくこと。経営の意思決定を早め、責任と権限を地域に下ろすこと。HDが世界のトップファッションなどの品ぞろえや組織の後方部門を担当し経営効率を上げていくこと」
 ―三越らしさとは。
 「商品構成では、例えば紳士のスーツなど基礎売り場の提案性を高める。4月から仕入れ専門のバイヤーを各売り場に配置する。また、季節や催事、ギフトでも独自性を打ち出し地域一番店を目指していく」
 「4月から新システムが稼働する。顧客の購入情報がより正確に把握でき、販売員はより接客サービスの精度を上げることができる。優遇特典の高い『エムカード』の普及にも取り組む」
 ―栄店、星ヶ丘店、専門店館「ラシック」をどう位置づけているのか。
 「3店ともそれぞれ特徴があり、業態ミックスの楽しさがある。それぞれの特徴を強化しながらも、イベントなどでは栄店とラシックを合わせた売り場面積約8万平方の楽しさとして情報発信していきたい」
 ―前身の「オリエンタル中村百貨店」から社名変更し、今年30周年を迎える。
 「各売り場の代表で作ったチームで30周年にあわせた新たなサービスを検討している。今春から一部スタートするが、本格的には秋ごろに取り入れていくことになる」

 プロフィル しげまつ・けん 慶大卒、71年三越入社、00年執行役員、02年取締役、08年三越伊勢丹ホールディングス常務執行役員を兼務、09年三越取締役専務執行役員。同年3月から名古屋地区統括。東京都出身。61歳。趣味は売り場歩き、剣道。

 

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