「不況の長期化で保険商品の見直しニーズが高まっている」と豊島氏
かつての代表的な生命保険商品である、定期付終身保険など死亡保障重視型の売れ行きが低迷するなか、長生きリスクに対応した医療保険、がん保険の市場が拡大している。損保系生命保険会社として着実にプレゼンスを高めつつある、三井住友海上きらめき生命保険の豊島誠・取締役専務執行役員に中部地方の営業戦略などについて聞いた。
―東海3県下での新規契約の動向は。
「08年度の新規医療保険の契約件数は年度比21・7%増、年度も昨年12月末までの実績は45・1%増と堅調に推移している。不況が長期化するなか、保険商品をあらためて見直したいというニーズが高まっている」
―銀行窓販も含めて医療保険、がん保険の市場は拡大している。
「第3分野と呼ばれる医療保険は、各社が特色を打ち出しやすい保険商品だ。たとえば、当社の『新医療保険』(06年11月発売)の先進医療特約は生保初の特約で、技術料は1千万円を限度として実費払いで、交通費も保障する業界初の商品。先進医療を行うことができる医療施設は限られており、通院などにかかる交通費の負担が大きいことに配慮した」
―今月2日には「新医療保険α」「新ガン保険α」を発売した。
「先進医療特約の保障でカバーする範囲をこれまでの技術料、交通費に加え宿泊費まで拡大したことが特徴のひとつ。先進医療施設の中にはべッド数などが限られている施設もあり、最寄りのホテルに宿泊しながら治療を受けざるを得ない患者さんも少なくないため。また、退院してもリハビリなど経済的負担が大きい脳卒中に着目して専用の特約も開発した」
―先進医療に対する関心も高まっている。
「当社は先進医療のパイオニアとして全国でのセミナーの開催、ガイドブック(DVDも)の作成、『先進医療.net』ホームページなどを通じて先進医療を正しく理解してもらうため、引き続き活動に力を入れていきたい」