名古屋電機工業常務 干場敏明氏 検査装置事業を立て直し

更新日:2009年 10月 6日 (火)

091006.JPG

「顧客目線で開発を進める」と語る干場常務

 企業の設備投資意欲が冷えた状況の中、名古屋電機工業が検
査装置事業の立て直しに乗り出している。パナソニックOBの
干場敏明氏を招聘(しょうへい)して事業部門トップのオプト
エレクトロニクス事業部長とし、部内に事業推進室を新設。6
月には干場氏をナンバー2の常務に据えた。「公共事業が主体
の情報装置と異なり、検査装置は自由競争でスピードが求めら
れる」と語る干場常務に、検査装置の立て直し策と進ちょく状
況を聞いた。
 ―何が必要か。
 「オプトエレクトロニクス事業部は、本社や主力の美和工場
と別の場所に位置し(社内で)研究所的な存在だった。いいも
のをつくる意識は高いが、顧客の望むものとは限らない。顧客
目線で製品開発から価格、サービスまで改革が必要だと感じた

 ―上期の成果はどうか。
 「まず在庫の適正化に取り組み、メドがたちつつある。現場
では50%のコストダウンを掲げ、部品ひとつの調達にもコス
ト意識を高めている。部品は協力会社に公開し、コストダウン
を共に推進する体制にした。要求もするが、知恵を出す協力会
社にはこたえていく。協力会社は常時約100社あったが、5
0社程度に絞り込まれるだろう」
 「検査装置事業部の将来像を示す中期計画を策定しつつある
。販売代理店や商社にも当社のロードマップを共有してもらい
たい。すでにディスクカタログを作成しており、製品セミナー
を開催するなどして、販売はお任せ的な思想を変えていく」
 ―今後は。
 「(競合に)勝てる製品の仕込みを始めたところ。2010
年1月に、外観検査装置とX線検査装置の新機種をリリースす
る予定だ。1月20日から都内で開催されるエレクトロニクス製造・実装技術展『インターネプコン・ジャパン』に照準を合わせ、事業部全体で取り組む」
 ―解析評価サービスを開始した。
 「地の利で、これまで自動車関連の電装部品メーカーとの付
き合いがあり今後も深掘りしていきたいが、どういうニーズが
あるのか。また、自動車の軽量化がテーマになる中、異物は致
命的な欠陥となる。電子部品や半導体に加え、鋳造部品などの
金属にも当社の非破壊検査装置のニーズはあるはずだ」
 「検査装置を導入すれば費用がかかるが、当社で時間単位で
気軽に検査装置を使ってもらうことで、ユーザーニーズを探り
たい。最終的に当社の検査装置を知ってもらい、販売につなが
ればいいとは思うが、解析評価サービスはアンテナショップ的
な位置付けで、今後の開発に反映させたい」

 

2009年 10月 6日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...
※Mac IE では動作しません。

2003年以前の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2009年10月 > 6日 > 名古屋電機工業常務 干場敏明氏...