日東工業副社長 大葉正之氏 PHV・EV充電スタンドの狙いは

更新日:2009年 6月19日 (金)

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「安全と使いやすさを重視して製品開発に当たった」と語る大葉副社長

 豊田自動織機とPHV(プラグインハイブリッド自動車)およびEV(電気自動車)向け充電スタンドの共同開発を発表した日東工業。同社としては初の自動車関連製品で、長年蓄積した配電盤技術を活用した。PHVやEVの普及は、充電スタンドはじめ利用環境の整備も不可欠だ。社内で開発をまとめた大葉正之副社長に、開発の背景と狙いを聞いた。

 ―新たに自動車関連製品を手がける。
 「トヨタ自動車はじめ、国内自動車メーカー各社が開発や発売を発表したPHVやEVが注目を集めており、一般レベルでも環境意識は高まっている。PHV、EVとも主な動力源は電気で、当社の配電盤技術が活用できる。トヨタグループとは、工場内分電盤の共同開発などを通じて関係構築し、自社内でも数年前から関連事業に注力してきた」。
 ―PHVやEV関連で活用できるノウハウは。
 「日東工業は創業以来、スイッチや遮断器に始まり、それらをまとめた配電盤や高圧受電設備といった配電関連製品を自社開発しており、試験・研究施設も有している。PHVやEVは動力として大量の電気エネルギーが必要で、充電器には大電流が流れる。ここで、工場向け設備などで培った電気を供給するノウハウが生かせる」
 ―充電スタンドは安全性、機能性に富んでいる。
 「トヨタが年内にも開始するPHVのリース販売など、一連の取り組みに関連している。自動車について豊富なノウハウを持つ豊田自動織機とともに、安全と使いやすさを最重視して製品化した。すでに、自治体やコンビニチェーンなどから引き合いがあると聞いている」
 「不特定多数の人が利用するだけに、ケーブルの絶縁不良や自動車のスタンドへの衝突まで考え、過電流や感電を防ぐ設計を施した。供給電圧を200ボルトにして充電時間短縮を図り、JARI(日本自動車研究所)推奨コネクターケーブルの採用で汎用性も持たせている」
 ―今後の方針や商品展開はどうか。
 「PHVやEVが普及すれば、充電スタンドに求められるニーズはさらに高度化し、メンテナンスも必要だ。クリーンエネルギーの比率が高まる中で、自動車と電気エネルギーを接続する幅広い分野で取り組みを進めていく。自社の他製品で実施しているバイオマスプラスチックの採用など、環境対応レベルも引き上げたい」

 

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