ムトウ社長 堀田守氏 社名変更の狙いは

更新日:2009年 6月 6日 (土)

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「生き残りをかけネット販売を軸に展開していく」と話す堀田社長

 通信販売大手のムトウは10月1日、社名を「スクロール」に変更する。インターネット上で画面をめくることを示し、カタログ販売からネット販売へと軸足を移す決意を込めたという。堀田守社長に社名変更の狙いや今後の事業展開について聞いた。

 ―社名変更の狙いは。
 「昨年、通販業界のブランドイメージを調査したところ、弊社は同業の中で最下位だった。ネットによる販売が毎年20%超の伸びを示すなか、社名と自分たちの仕事にギャップを感じるようになった。特に20~30代をメーンターゲットにする通販事業では、カタログ名である『ラプティ』などを全面に出しており、『ムトウ』ブランドはほとんど機能していなかった」
 「こうした状況を踏まえ、昨年9月に企画部門やネットの最前線で活躍する若手ら31人で構成する『ブランディング・プロジェクト』を立ち上げ作業を進めたところ、社名変更を希望する声が多く寄せられた。社歴の長い社員からは反対する声もあったが、今後、通販事業で生き残るためには成長が著しいネット販売を主体にした事業展開が必要と決断した」
 ―消費者に新社名をどう浸透させる。
 「通販ではもともと社名を冠したカタログはない。ブランドが唯一機能していた生協向けには今月からバーゲンセールなど各キャンペーンを実施する。来年3月まで息の長いPR活動を展開していく計画だ」
 ―ネット販売の現状はどうか。
 「2009年度の個人向け通販の売上高196億円のうち、65%がネット経由で占められる。毎年20%超の伸びを示し、今後は事業拡大に向けて通販サイト企業のM&A(企業の合併・買収)や他社とのブランド提携を積極化していく」
 ―4月からコスト削減に注力している。
 「『プロジェクト50』をテーマに経費削減に取り組んでいる。具体的には『文房具狩り』と命名し、各社員の机の中に眠っていた文房具を1カ所に整理し、文具の購入を抑制している。30台あった社有車も稼働の低い車から順次、整理して10台に減らす」
 「人件費についても4月から会社の消灯時間を午後9時に、6月から午後8時にしたところ残業代が十数%減少した。8月からは午後7時に早める計画だ。こうした諸策の実行を通じて、年10億円の経費削減を目指している」

 

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