工作機械・工具専門商社の東陽(本社刈谷市中山町三ノ三八、羽賀象二郎社長、電話0566・23・1040)は海外営業拠点の再編に乗り出す。国際的な自動車生産動向の変化をにらみ、主要顧客である日系自動車部品メーカーのニーズに対応した拠点網に見直す。減産傾向が著しい北米では、ナッシュビル支店(テネシー州)を閉鎖し、さらに拠点統廃合を検討。一方、中小型車向けが堅調なアジア市場を背景に、タイでは、十一月をめどにアユタヤ州に支店を新設する。さらに来期(一〇年三月期)にタイとチェコで拠点を増設を検討。北米の不振をアジアと欧州でカバーできる営業体制を整える。