ジーエフシー社長 西村公一氏 商品開発力を強化

更新日:2008年 8月26日 (火)

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「新たな柱をつくって成長に向かいたい」と話す西村社長

 業務用食品卸のジーエフシー社長にこの六月、西村公一氏が就任した。会長の西村悦郎氏からバトンを受け継いだ創業家二代目。食品市場が縮小する中で、海外市場の開拓や商品開発力の強化などの課題に取り組む。「世代交代し、第二ステージに上がった。新たな柱をつくって成長に向かいたい」と話す西村新社長に、今後の経営方針などを聞いた。

 ―就任の抱負から。
 「創業者の父が強い力で会社を引っ張ってきたが、改めて、三百人近い全社員が会社を支えている、という意識を共有して知恵を出し合い、第二の成長期に入っていきたい。長期ビジョンに『働く喜びを感じる会社へ』を掲げた。皆が働きがいを感じられる会社づくりに努めたい。七月には初めて全社員泊まり込みで経営方針発表会も開いた」
 ―国内の食品市場は厳しいが。
 「特に外食産業は厳しい局面に立たされている。市場が膨らんでいくことはないだろう。その中で、工場を持たないメーカー、珍味の卸として、いかに価値のある商品をニーズに合わせて提供できるか、がカギ。商品開発に重点を置く。これまで、ほぼ100%業者向けだったが、今後は一般家庭向け商材にも力を入れる」
 ―海外市場の開拓は。
 「日本食ブームに乗って、四年ほど前から韓国で取引を始めているが、四月に福岡営業所に『特販事業部』を立ち上げ、語学堪能なスタッフを三人そろえた。新たに香港、台湾、ベトナムなど東アジアを中心に市場調査。中国も視野に入れている。海外拠点は今のところ考えていないが、アジアの次は欧米、ロシアなどにも広げ、メドが付けば人員を拡充し、積極的に投資していく。現在、約四億円の海外売上高を三―五年の間に八億から十億円へ倍増したい」
 ―今後の課題は。
 「既存の珍味を中心とする業務用食品卸の収益をいかに維持、拡大しながら第二の柱をつくっていくか、が一番の課題。食材や物流費などコストも上がっている。昨年五月から小分け出荷を有料化した影響で、売上高は十億五千万円落ちたが、収益のバランスも大切だ。社内的には人材育成。平均年齢は三十二歳と比較的若い。昨年、子会社三社を売却し、人材も本体に集中できるようになった。三―五年後に売上高三百億円をめざす」

 <プロフィル>にしむら・こういち 1989年(平成元年)北里大水産学部卒、95年ジーエフシー入社。2001年取締役、常務を経て04年退社。06年再入社し、経営企画室次長、商品本部長、取締役を経て07年6月常務、08年6月から社長。岐阜市出身。42歳。

 

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