東邦ガス社長 佐伯卓氏 家庭用強化で新組織

更新日:2008年 6月27日 (金)

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「社員が成長を実感できる会社にしたい」と話す佐伯社長

 東邦ガスは二十五日付で、新社長に佐伯卓氏が就任した。世界的なエネルギー争奪戦で原料のLNG(液化天然ガス)需給がひっ迫する中、当地域の産業用需要は増加傾向にある。この先の供給強化には安定需要が見込める家庭用の開拓もカギになる。佐伯新社長に就任の抱負や今後の経営方針などを聞いた。

 ―就任の抱負を
 「顧客から信頼され、地域社会の発展に貢献できる企業であり続けるために全力投球していく。実現のためには、環境変化に早めに手を打つ『スピード』と、安定供給や保安などをおろそかにしない『公益事業の本分』、加えて、社員が働く中で成長が実感できチームとしても強い『組織力』の三つがキーワードになる」
 ―足元の景況感は。
 「昨年後半から勢いがやや鈍化してきたが、もとが高水準。通常に戻るという見方もできる。天然ガスは、評価が高く、他燃料からの切り替えニーズも強い。利益面では原油高騰がこのまま続けば下ぶれ要素も出てくるが、今はとにかく目標達成に努力する」
 ―オール電化の攻勢が目立つが。
 「七月に家庭用営業の組織全般を見直す。一つは企画機能と営業を入れたセクションを新たに設け、新築・既築営業全体の司令塔とする。また工務店などのサブユーザー営業については、これまで支社で手掛けていた大口先を本社に集約し、効率化を図る」
 ―原料調達と供給体制の強化は。
 「原料調達はこれまでも同業などとコンソーシアムを組んだりして、交渉を一緒に進めてきた。原料需給がタイト化しているだけに、連携はさらに重要になるとみている。(知多緑浜工場ナンバー2タンク以降のタンク増設は)三百億円ちかい費用が必要となるだけに、できるだけ先の方がいい。販売と原料情勢をみながら判断していく」
 ―次期中期計画の骨子は。
 「当地域のポテンシャルからすれば当面、販売量は年3、4%伸ばしていけるのでは。公益事業の本分と合わせて、バランスシートも健全状態をキープしていく。混とんとした将来のためにも、次期中計の課題として人材投資に力を入れたい」

 <プロフィル>さえき・たかし 東海高校卒。1974年(昭和49年)一橋大学経済学部卒、同年東邦ガス入社。00年財務部長、04年取締役、常務執行役員を経て社長。趣味はカラオケ。最近は健康のためソバ茶を愛飲。名古屋市西区出身。57歳。

 

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